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菜月「…でも他の人に揺らいだのは、北ちゃんの気持ちが自分に向いてなくて逃げちゃったところがあるから」
「私のこと、選択肢にあるかどうか聞かないと前に進めないと思って誘いました」
北人「なっちゃん、こっち見て」
そう言って菜月が視線を合わせると、北人が話し始めた。
北人「観覧車来てくれたのもパーティーのとき隣に誘ってくれたのもすごく嬉しかった」
「なっちゃんは遠慮しがちなところも多いけど、それもなっちゃんの優しさなんだろうなって思ってる」
「……だけどおれがどうしても気になっちゃう子がいて」
「まだ、心に決めた子がいるわけじゃないのがほんとに申し訳ないと思ってる」
「…なっちゃんとは友達でいたい」
菜月「…北ちゃん、ずるいよ」
「友達でいたい、とか、そんなの…っ」
北人「…ごめん」
菜月「…謝らないで」
「正直に言ってくれたら私も次に進めるからいいの」
北人「…なっちゃんには幸せになってもらいたいから」
菜月「…そんなこと、言わないでよ」
「…………他の人にいけなくなっちゃう」
北人「でも本心だから」
菜月は泣き笑いのような表情で北人を見た。
菜月「ほんとにずるいなぁ…笑」
「…告白までに気持ち、整理つくといいね」
北人「うん、ありがとう」
「なっちゃんも、っておれが言うとデリカシーないけど」
菜月「ふふ笑」
「…じゃあ、行くね」
菜月は北人のもとを去った。
「…北人くん」
北人「あ、来てくれたんだ」
＿＿北人×A
北人「もうそれ、Aのになったの？笑」
北人はAが持っているパーカーを指して言った。
『さっきまで外にいたから…』
北人「…あー、ね」
「壱馬ってほんとブレないよね」
「…おれ、Aに言えてなかったんだけど」
北人は何か決意したような顔でAを見る。
北人「今、気になってるのAだけじゃない」
「Aが好きなのは変わってないんだけど、どうしても気にしちゃう子が他にもいる」
『…うん』
北人「Aは昨日の夜話したときから、変わったりした？」
『北人くんと、壱馬くんで迷ってるのは変わってなくて』
Aが北人を見つめ返した。
『今までは、2人が気になってることを伝えてくれたから2人の中から選ばなきゃ、みたいに考えちゃってたんだけど』
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各駅停車(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。本当ですか…！とても嬉しいです！近々更新できるのではないかな、と思っております。頑張ります⚐⚑ (2023年3月9日 22時) (
レス) id: cfdc9d9b7d (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 初コメ失礼します。最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます！ (2023年3月7日 2時) (レス) @page43 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
各駅停車(プロフ) - キョンシーさん» コメントありがとうございます。大変お待たせしました…。お久しぶりなのにお読みいただけてとても嬉しいです！ (2022年9月14日 11時) (レス) id: 2deb6649c4 (このIDを非表示/違反報告)
各駅停車(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます。長い間お待たせしてしまったのに優しく受け入れてくださって…(；；)お話の更新でお返しできるようにがんばります！ (2022年9月14日 11時) (レス) id: 2deb6649c4 (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - 更新してくれた！！！ (2022年9月13日 21時) (レス) @page40 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：各駅停車 | 作成日時：2022年4月7日 18時
