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芽依「全然!あのさ、申し訳ないなとかは思わないで聞いてほしいんだけどね」

「今回の男女比的にさ、どうしても男子の取り合い?っていうか好きになる人が被っちゃうのは仕方ないじゃん?」


菜月「…そうだね」


芽依「自分が気になる人ももちろんだけど、同じ人が気になってる女子にも変に気を遣ってほしくないんだよね」

「うちは、初対面の人にもどんどん話しかけられるし積極的な方だと思うんだけど、なつとかはあんまり自分から行けないじゃん?」

「こういうツーショットタイムみたいな誘いやすいタイミングは、そういう遠慮しがちな子に有意義に使ってほしいなって思って行かなかったんだけど」

「っていうかこんな言い方するとめっちゃ良い人ぶってる感じになるな笑」


菜月「めいめい実際いい子だもん。ぶってるとかじゃないよ」


芽依「えー、芽依さん嬉しい!なつ好き!」


菜月「私も!笑」


芽依「もうここで成立する?笑」

「って話逸れたけど!笑」


菜月「うん笑」


芽依「女子も男子も話したいと思う人とは話しきってから告白の時間を迎えたいわけよ、うちは」

「だから仮にツーショットが上手くいかなくて落ち込んでるならもっと話しに行きな?」

「それがもし複数人いるとしても全然悪いことじゃないし」

「話しかけるの我慢してあとで後悔してもどうしようもないしね」


菜月「めいめいって人生2回目なの?ってくらいしっかりしてるよね」


芽依「なつより1年長く生きてるからね笑」


菜月「あと1年でこんな大人になれる気がしないな…笑」


芽依「まあ結果として全然脈ナシだから行けなかったようにも見えるし、言うのは簡単だからねぇ」

「ともかくなつが元気になってよかったです」


菜月「ほんと、わざわざこっち来てくれてありがとう」




芽依と話すうちに、泣いていた菜月はいつの間にか晴れ晴れとした表情に変わっていた。






__

井上・Niki「…いやぁ〜」


井上「うーん、濃かったなぁ」


Niki「順番に振り返っていくとすると、はじめは北人くん・真凜ちゃん、翔吾くん・Aちゃんですかね?」


井上「翔吾とAは恋愛に発展する感じがなさそうやからとりあえずは置いとくとして、北人と真凜よなぁ」


Niki「2人の雰囲気はすごくよかったんですけどね…」


井上「こればっかりはなぁ… 2人の気持ちが揃わないと恋は始まらんからな」







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作者名:各駅停車 | 作成日時:2021年8月13日 23時

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