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澪「最後はもうちょっと頑張れるから」
翔吾「頑張れるって何？笑」
澪「まあね、聞いたら分かるよ」
翔吾「次で僕最後？」
澪「そうだね」
翔吾「澪ちゃん最後頑張れる？んよな」
澪「…んー、まぁね」
翔吾「したら言うで、もう言うからな」
澪「なにちょっと怖いよ」
翔吾「髪が短い」
澪「…急に絞れる特徴きた笑」
翔吾「言ってしまった…」
澪「でも気になる人が何人かは分からないしね」
「この3つで絞りきれるわけでもないから」
翔吾「これほんま心臓に悪いわぁ…」
澪「お疲れのところ申し訳ないんだけど、私の最後の特徴言ってもいい？」
翔吾「ええで」
澪「手、出して？」
翔吾は首をかしげつつも澪に左手を差し出した。澪はその手にS.Iと翔吾のイニシャルをなぞる。
澪「…私が気になる、というか好きなのこの人」
澪の行動に翔吾は目を見開いて固まる。
澪「ゲームしようって持ちかけたのも自分の気持ちを伝えたかったからなので」
「結構びっくりしてるね笑」
翔吾「…澪ちゃんといるとなにかと驚かせられるわ」
「これ、ありがとうで反応合っとる？」
澪「うん、なんかごめんね」
「もう明日告白だから言っておかないとなと思って」
「でも翔吾くんの正解は言わないでね」
翔吾「分かったけど…」
澪「翔吾くんの気持ちは告白のときまで聞くのとっておきたいから」
翔吾「…そか」
澪「たくさん時間とってくれてありがとう」
翔吾「こちらこそありがとうな」
澪「じゃあ行くね」
翔吾は去っていく澪を見送ると、何かを考え込むようにその場に残った。
澪が翔吾を誘い菜月のもとを離れたあと、落ち込んだ様子でいた菜月に芽依が話しかけていた。
芽依「…なつ！大丈夫？」
菜月「……めいめい〜…」
芽依「ほら〜泣かないで？」
翔吾とのツーショット後、気持ちの整理がつかず皆のもとへ戻ることができなかった菜月は、芽依がやってきたことで泣き出してしまった。
芽依「これね、うちの話になっちゃうんだけど」
「今、気になってる人がいるのにツーショット誘いに行かなかったんだよね」
菜月「私の予想が合ってるなら、邪魔しちゃってごめん、だよね」
芽依「なんで謝るの！笑」
「ここに来てる人は全員恋しに来てるんだから遠慮はしない！わかった？」
菜月「…うん、めいめいありがとう」
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作者名：各駅停車 | 作成日時：2021年8月13日 23時
