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井上「ここはもう付き合ってるやん」


Niki「お互いに嫉妬とかしちゃって」


井上「北人が今誰を気になってて、Aとどんだけ距離つめるかにもよるけど、それでも振り向かせる言うてたからな笑」

「壱馬漢やな」


Niki「俺はもうAに決めたからって言ってたときの顔見ました?」

「あんなイケメンに見つめられたい!笑」


井上「Nikiちゃん壱馬推しなん?笑」

「したら、Aと壱馬とNikiちゃんと俺で四角関係になってまう」


Niki「やめてください。怒られますよ」
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壱馬とAがサンドイッチを作りにキッチンを出たあと、北人はチキンを揚げながら、真凜にタルタルソースの作り方を教えていた。




北人「まずね、玉ねぎをみじん切りにします!」


真凜「みじん切り…」


北人「みじん切りは分かるよね?笑」


真凜「粉々のやつですよね? 見た目はイメージできてるんだけ、ですけど」


北人「全然タメ口でいいよ?笑」

「ていうかみじん切りのこと粉々って言わないで笑」

「怖いからみじん切りのやり方伝授しよっと」




北人は、まな板に乗った玉ねぎを、包丁片手に呆然と眺める真凜の右側に移動する。




北人「包丁はちゃんと利き手で持ってる?」


真凜「さすがにそれくらいはできる!」


北人「ごめんごめん笑」

「じゃあ左手で玉ねぎ押さえて?」

「で、まな板と平行に玉ねぎに包丁を入れます」


真凜「…こう?」


北人「そう!そのまま包丁進めて」

「って危な!!そんな力入れないで笑」

「左手は玉ねぎ動かないくらいに軽く押さえれば大丈夫だから」

「包丁は〜… 添えた方が分かりやすいか」




そう言うと、真凜の包丁を持つ右手に自身の右手を重ねた。




真凜「っ!えっ、あの」


北人「ちょっと包丁持った状態でそんなに慌てないで〜笑」


真凜「あっごめんなさい…」


北人「ふふ笑 ドキドキしちゃった?」




手を重ねたまま、北人は真凜の顔を斜め上から覗き込む。




真凜「っみ、見ないで…//」


北人「え〜可愛いね」


真凜「…っ」


北人「でもこうしないとタルタルソース進まないから頑張って?」


真凜「う…うん」




ぎこちなくも、無事北人のサポートを受けつつ真凜はみじん切りを完成させた。







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作者名:各駅停車 | 作成日時:2021年8月13日 23時

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