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『仕事のために上京の決意するのとか今の私には考えられないので、笑 すごいなぁ』


北人「やりたいことやってるだけだから笑 そんなに褒められるほどでもないよ〜」

「っていうかめっちゃ話脱線しちゃったね笑」


『あっ、確かに!笑』

『鶏もも肉って聞いて勝手に唐揚げ想像してたんですけど、チキン南蛮得意ならそれでもいいかもです!』

『ハムと一緒に卵もあったので』


北人「ほんと?じゃあ作っちゃお」

「あとまた脱線しちゃうけどAちゃん敬語やめない?」


『ん〜笑 徐々に頑張りま、あ笑 頑張る!』


北人「ふふ笑 いっぱい話して早く慣れよ!」

「あ、Aちゃん髪の毛どうする?そのままでも大丈夫だけど、途中で鬱陶しくなるかも」


『そう思って持ってきま、きた!』


北人「さすが〜笑 準備いいじゃん」




北人は自慢げに髪ゴムを取り出したAからそれを奪う。




北人「おれが結んであげる!」


『っえ…///』


北人「後ろ向いて?」


『っ、え』




北人はAの肩を押し、自分に背を向けさせる。




北人「あれ〜、照れてる?」


『っ、顔見ないでください…///』


北人「あら、敬語になっちゃった笑」


『男子のみなさんがドキドキさせるのプロすぎて心臓が持ちません…あ、持たないよ…』


北人「Aちゃんが可愛すぎるのがいけないな〜 いろいろしてあげたくなっちゃうもん」


『っもう!ほんとによくない…!』




髪を結び終え横並びに戻ると、笑みを隠せない北人の腕を、Aがぽすっとはたく。




北人「あ、今ので腕が痛くて手洗いたいのに袖がまくれないなー」


『ねえ絶対痛くないっていうか袖まくるのに関係ないでしょ!笑』


北人「Aがまくってくれないと料理始められないなー」


『っ、よ、呼び捨て、』


北人「やだ?」


『心臓が壊れそうだから嫌かもしれない…』


北人「壊れたらおれが助けてあげる!笑」


『そういう問題じゃない!笑 だめだ、北人くんといると話がすぐ脱線する笑』


北人「Aが袖まくってくれたら料理始まるよ!」


『もう〜笑 分かりましたよ』




照れつつも楽しそうなAは、北人の袖をまくる。




北人「ありがと!おれAのまくる!」


『腕痛いのは大丈夫なの?笑』


北人「治った!」




ようやく手を洗い終えた2人は料理に取り掛かった。







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作者名:各駅停車 | 作成日時:2021年8月13日 23時

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