宿儺の呪い

41話 ページ43

伏「(間違いない.......特級だ.......。動けねぇ.......)」







虎「(.......動け。動け、動け動け！)」









虎祖父「「人を助けろ。」」









悠仁は震える手を何とか動かし、呪具を呪霊に向けて振った






虎「うわぁあああああ！！！！！」









.









勝手に足が動いた









呪いに対しての恐怖は無かった









ただ、悠仁を、友達を失うのが怖かった









メキッ









私は2人に向かって走り、そのスピードをそのまま使い呪霊の顔面に飛び蹴りをした









それと同時に2人を反対側に押し出す









虎「！！」








伏「天馬！......！？





虎、杖.......！」







虎「へ？」







虎杖が振ったはずの呪具は向こう側に落ち、虎杖の左手首から上は無くなっていた







『悠仁.......っ！！』ﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷｯ









.









伏「鵺！！





(死ぬなよ！虎杖！天馬！釘崎！)」





釘崎を救うために走りながら、伏黒は先程の特級を思い出す









.









虎「ここまで近付かれたらもう逃げらんねぇ.......





おい宿儺！俺が死んだらお前も死ぬんだろ！Aだって死ぬ！それが嫌なら協力しろよ！」





Aは特級の攻撃を持ち前の運動神経と喧嘩スキルでなんとか交わし、たまにカウンターを仕掛けながらがむしゃらに闘う






宿「断る。お前の中の俺が終わろうと、切り分けた魂はまだ18もある




Aはお前ごときが心配するたまでは無いわ。こんな奴に殺されることはない




見ろ、あいつがキレさえすればダメージは無くとも呪力なしで特級と闘り合える。ｹﾋﾋｯ、Aの戦闘センスはイカれてるんだ




とはいえ、腹立たしいことにこの体の支配者は俺ではない




変わりたいのなら変わるがいい。だがその時は.......





呪霊より先にそこのガキを殺す。次に女」






虎「っ.......んなこと俺がさせねぇよ」






宿「だろうな？だが俺にばかり構っているとそれこそ仲間が死ぬぞ？？」





宿儺は心底楽しそうに目を細める





特「フゥ〜.......ブッ！！」






ドゴォオオン！！







『！！』






虎「A！！」






『ﾁｯ....危ねぇな.......！』






悠仁の切れた手首を再び見て、Aは更に血管を浮かせる






伏「(呪術じゃない.......ただ呪力を飛ばしただけだ.......)」







伏黒は桁違いの特級の強さに唖然としていた

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