2話 ページ4
『.............』
虎「............」
病院のホールで私の肩にもたれ、看護婦さんには見せなかった涙を一粒流す悠仁
私は何も言わず悠仁の頭を撫でた。
虎「.......A。ありがとな、毎日じーちゃんのお見舞い来てくれて。
じーちゃん、ああは言ってたけど、すげー嬉しかったと思うんだ。」
『.......うん。分かってるよ。
.......今日は私が悠仁の家でご飯作ったげる』
悠仁は少し驚いた顔で私の顔を見て、少し悲しそうに、かつ嬉しそうに笑った。
虎「ありがとう」
.
伏「虎杖悠仁だな。
呪術高専の伏黒だ。悪いがあまり時間が無い。
オマエが持ってる呪物はとても危険なものだ。今すぐ俺に渡せ。」
突然現れた男に、私も悠仁も立ち上がった。
『誰?いま喪中なんだけど』
虎「じゅぶつ.......?」
伏黒と名乗る男は携帯を取り出し、写真を見せてきた。
伏「これだ。持ってるだろ。」
『(愛想悪.......)』
虎「んー?、あーはいはい!拾ったわ
俺は別にいいけどさ、先輩らが気に入ってんだよね。
危険ってどういうことよ?」
ポケットの中を探りながら悠仁は答えた
伏「.......日本国内での不可解な死者、行方不明者は年平均1万人以上。その殆どが人間から流れ出た負の感情、呪いによる被害だ。」
虎「呪いぃ??」
呪いと言われて、普通の人が示す反応は悠仁の反応が正しいだろう。
でも、私は.......
ただの夢と思えばいいのだが、どうも毎日のように見るそれがただの夢とは思えなかった。
顔が2つ、腕が4本。人間とは思えぬその男の姿は呪いと言ってしまえばその類に入るのだと思う。
私はいつもその男に名前を呼ばれて起きる。自分の名前を呼ばれているわけでは無いのに、なぜか自分が呼ばれているのだと本能で分かった。
伏「その中でも」
伏黒の声ではっと気付いた。自分は自分が思ってた以上にその夢について考え込んでしまってたらしい。
話は知らぬ間に進んでいた。
伏「お前の高校に置かれていたのは特級に分類される危険度の高いものだ。
人死にが出ないうちに渡せ。」
虎「いやだから、俺はいいんだって。先輩に言えよ。」
伏「!?、中身は!?」
虎「だァから先輩が持ってる、って.......」
伏「なんだ?」
虎「そういや.......」
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雪華(プロフ) - いえいえ!黒月さんとその人の問題でしょうし、黒月さんが良いならば私もよいので。感想も書かずにすみません(^^; 宿儺様大好きで読み進めていけばいくほどハマってます!この小説を読むのが最近の楽しみになってます!これからも頑張ってください! (2020年12月29日 9時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - 雪華さん» あ、ホントだ( ˙-˙ )本人も反省してくれているようなので私からは特に何も言わないです笑、何人かの人が注意してくれてるようなので.......。わざわざありがとうございます!! (2020年12月29日 3時) (レス) id: e0f9e77224 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - そちらのサイトで「生涯1人を愛し続けた呪いの王の逸話」という小説です。今確認したところ、20話目「story19」にて黒月さんを真似たことは認めているようで、これからは原作も混じえたオリジナルストーリーを作っていくと書いています...。 (2020年12月28日 22時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - 雪華さん» プリ小説バイGMOを知らないですね笑笑、もしや真似されてましたか?ソワッ((・ω・)) (2020年12月15日 3時) (レス) id: e0f9e77224 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - すみません。プリ小説byGMOというサイトでも「宿儺の呪い」と似た作品を投稿されてますか? (2020年12月15日 0時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒月 | 作成日時:2020年11月3日 21時