宿儺の呪い

23話 ページ25

『あのー.......先生、助けて？』





五「いやいや、無理でしょ。ウケる」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ





『撮んな』





私がここ2日間で怪我という怪我をしまくったおかげで、悠仁の心配ゲージが限界突破したらしく





私にくっついて離れなくなってしまった。歩きずらい.......





たまにあるんだよなぁ.......私が喧嘩した時とか





虎「.......」ﾑｽｯ





『悠仁さーん、そろそろ機嫌治してくれない？？




もう怪我しないようにするからさ




今回のは強かったし、しょうがなくない？？』





悠仁は私の肩に頭をグリグリ押し付け、お腹に回す腕に力を入れた





やばい今回は相当めんどく.......ゲフン





難しいなぁ。五条先生めちゃくちゃ笑ってるしうざ






悠「.......いつも言ってるだろ。




お前の人のために体が勝手に動いちまうとこはホントに尊敬するし好きだけど.......




お前のこと大切な奴にとったら、ほんとに怖いんだよ




もっと自分のこと大切にしてくれよ、A」






五「.............」






『.......ごめん』






弱々しい悠仁に、私も五条先生を目を丸くする





なんか、めちゃくちゃ申し訳ないな.......





そしてこんな時にもう1つ申し訳ないんですけど.......








.








『痛い.......宿儺』






虎「え？





あ！おい！なにしてんだよ宿儺！首にめっちゃ歯型！」






宿「.......」ﾂｰﾝ






『空気読めよな.......いてー』






五「ｸｸｯ.......(嫉妬かな？呪いの王たる者が、独占欲丸出しだね)」






3人(4人？)でギャーギャーしてる内に私たちが住む寮に着いた





私は荷物が少ないのでパッと荷解きを終わらせて悠仁の部屋の様子を見に行った(隣)





五条先生と悠仁の話し声が聞こえたので軽くノックをして扉を開けた






『どんな感じー？って全然終わってないじゃん。




ポスター貼っただけかい』





虎「A！もう終わったのか！はえーな！後で見せて！」





『うん』





五「でも別に、悠仁が戦う必要なくない？




宿儺の指は僕や伏黒が取ってくるから、君はここで待ってればいいじゃん？」





悠仁は少しムッとした後にポスターを調整しながら言った





虎「.......いい。やるったらやる！




ぐーたらしてる俺にボロボロの伏黒が指届ける絵面はウケるけどな」





『ふっ』





五「たしかに(笑)




まっ、君が戦わないなんてことはありえないんだけどね」

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