1話 ページ3
『先生どこ行くんすか』
高「虎杖悠仁を陸上部に入れるんだ!!少し練習しててくれ」
『.......あいつは来ませんよ絶対。ってもういないし
この隙に帰るかぁ』
私を陸上部に入れた憎き顧問がいなくなった隙に
悠仁の祖父のお見舞いにでも行こうと、私は学校を出た。
.
コン、コン、コン
『悠仁じーちゃん』
虎祖父「A、お前もしつこいな!!こんなとこ来るくらいなら部活せんか!!!」
『うん、終わったから来たんだよ。今日も元気そうだね』
お見舞いの花は悠仁がいつも持ってくるから、私は果物を持って悠仁じーちゃんの横の椅子に座った。
『何食べたい?剥いてあげんね』
虎祖父「いらん!!それより、A。
お前は、優しくて強いから、悠仁のそばにいてやってくれ。」
柄にもなく真面目なトーンで話をしだすから、私はリンゴを向く手を止めて悠仁じーちゃんの顔を見た。
『.......悠仁じーちゃん?なに?いきなり
私はいつも悠仁を見守ってるよ?
あいつ、危なっかしいし、お人好しだから。すぐ面倒事に巻き込まれるもん。』
虎祖父「そうだ、何があっても、お前だけはあいつの味方でいてやってくれ。」
『.......そりゃあ、もちろん。当たり前だよ』
久しぶりに悠仁じーちゃんの優しい微笑みを見て、私は目をまん丸にしながら頷いた。
ガラッ
虎「じーちゃーん、生きてたかー」
『あ、悠仁』
虎祖父「毎日毎日花持ってくんじゃねぇ貯金しろ。Aもだ」
虎「じいちゃんにじゃねぇよ、看護婦さんに買ってんだ」
虎祖父「尚更だ馬鹿。
つーか部活はどうしたよ。こんな消毒くせぇ所でサボってんじゃねー!」
虎「うるせぇなあ!部活は五時前に終わんの!俺だって暇じゃなきゃいちいち見舞いなんてこねーよ!」
『.......』
じーちゃんの為に五時前に終わる部活入ったくせに何言ってんだか。
虎祖父「ケッ、ゆとりかよ。
.......悠仁。」
虎「んー?」
『.......』
さっきと同じトーン.......なんか、胸騒ぎがする
虎祖父「オマエは強いから、人を助けろ。
手の届く範囲でいい。救える奴は救っとけ。
迷っても感謝されなくてもいい。とにかく助けてやれ。
オマエらは、大勢に囲まれて死ね。
俺みたいにはなるなよ。」
『.......!!』
虎「.......じいちゃん?」
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雪華(プロフ) - いえいえ!黒月さんとその人の問題でしょうし、黒月さんが良いならば私もよいので。感想も書かずにすみません(^^; 宿儺様大好きで読み進めていけばいくほどハマってます!この小説を読むのが最近の楽しみになってます!これからも頑張ってください! (2020年12月29日 9時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - 雪華さん» あ、ホントだ( ˙-˙ )本人も反省してくれているようなので私からは特に何も言わないです笑、何人かの人が注意してくれてるようなので.......。わざわざありがとうございます!! (2020年12月29日 3時) (レス) id: e0f9e77224 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - そちらのサイトで「生涯1人を愛し続けた呪いの王の逸話」という小説です。今確認したところ、20話目「story19」にて黒月さんを真似たことは認めているようで、これからは原作も混じえたオリジナルストーリーを作っていくと書いています...。 (2020年12月28日 22時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - 雪華さん» プリ小説バイGMOを知らないですね笑笑、もしや真似されてましたか?ソワッ((・ω・)) (2020年12月15日 3時) (レス) id: e0f9e77224 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - すみません。プリ小説byGMOというサイトでも「宿儺の呪い」と似た作品を投稿されてますか? (2020年12月15日 0時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒月 | 作成日時:2020年11月3日 21時