宿儺の呪い

18話 ページ20

ニヤニヤする五条先生を見て、悠仁は不思議な顔をした





五「いや、なんでもない




覚悟はできたってことで、いいのかな？？」





虎「.......全然。なんで俺が死刑なんだって思ってるよ。




でも、呪いはほっとけねぇ。





ほんとにめんどくせぇ遺言だよ。」





『ふふっ』






悠仁じーちゃんの笑顔の遺影を見つめて、悠仁は頭をかいた





虎「宿儺は全部喰ってやる。あとは知らん。




てめぇの死に様は、もう決まってんだ。」




五「いぃーねぇ！2人共同じようなこと言ってる




君らみたいのは嫌いじゃない」






虎「あ」






『.......////』





やめろよな恥ずかしい






五「楽しい地獄になりそうだ




今日中に荷物まとめておいで」






虎「『どっか行くの？』」






伏「東京。」







五条先生が開けた扉の先にいたのは、包帯でぐるぐる巻きにされた伏黒だった




わー、なんか久しぶり





虎「伏黒ー！元気そうジャーン！」




伏「これ見てそう思うか





お前らはこれから、俺と同じ呪術師の学校に転入するんだ」





虎「『へ？』」






転入？？






五「東京都立呪術専門学校。ちなみに.......





1年生は君らで！4人目！！」





虎「少なっ！！」





『東京のくせに田舎じゃんっ』









.









虎「すげー山の中だな！ここホントに東京？」





学校に向かう私達だが、歩いているのは山道。





どんどん自然が多くなっていく





五「東京も郊外はこんなもんよ」







あれ？そういえば.......





『伏黒は？』






五「術師の治療を受けて、今はぐっすりさ。




東京都立呪力高等専門。日本に2校しかない呪術教育機関の1校





とりあえず、悠仁とAはこれから、学長と面談ね」






『学長？？先生が面談してくれれば楽なのに』






五「下手打つと入学拒否られるから、気張ってね」





『えっ』





虎「そしたら俺！即死刑！！？？」









.









宿「なんだ、貴様が頭では無いのか」






『あ！？また宿儺の声がする！！』







五「.......」







宿「力以外の序列はつまらんな」





虎「ふんっ！！」ﾊﾞｼｯ





悠仁は出てきた宿儺の口を叩く。痛そ.......





家にいる時もたまに出てきてたんだよな.......おかげでもう慣れたよ.......







虎「わりぃ先生。たまに出てくんだ」







五「愉快な体になったねぇ」

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