宿儺の呪い

11話 ページ13

ストレッチを始める五条先生。



え、やだどうしよう。またあいつ出てくるの.......




すぐ隣にいる悠仁から思わず距離をとった








ガシッ







『へ.......』





サーッと血の気が引くのが自分でも分かった。





宿「なぜ逃げる？俺から離れることは許さんぞA」






『ぬぁっ！？』






宿儺に引かれたと思えば、次は五条先生に抱えられた





五条先生は私を抱えているにも関わらず宿儺に攻撃を入れた





衝撃が伝わる。2人の次元の違いを感じる





『(こんなの.......ただの人間が勝てるわけない.......)』





五条先生は一瞬で私を伏黒に投げた。




投げるな人を







『んぐっ』







伏「大丈夫か」






『うん、ありがとう.......』






2人が戦っている間、私達はただ見守ることしかできなかった





ほんの少しの間2人の戦いを見ていると、宿儺が私に手のひらを向けているのが分かった






『？』









.









”目覚めろ”









ドクンッッ








『ぁ.......！？』








また.......！再び心臓が飛び跳ねる









.









”目覚めろA”









ドクンッッ









『っ.......！！』







声にならない衝撃が、私を襲った






やば、い.......なんか









溢れる









.









ブワッ









うずくまるAから、桁違いの呪力が放たれた







伏「！！？？(呪力！！？？)」







五「あちゃー！やられた！！




そんな感じで覚醒するのか！」






宿「ケヒッ、ヒヒッ」







『ゔ.......






なに？今の』









宿「！？」





五「！！」








私がケロッと顔を上げると、2人はとても驚いた顔をしていた





え、なに？






宿「お前.......」







『？』






五「8、9.......そろそろかな？」






ドクンッ





宿「(クソッ、まただ.......乗っ取れない




この虎杖とかいう小僧、一体、何者.....だ.........)」ｽｩ









.







一瞬顔を伏せた後、悠仁はいつも通りの様子で顔を上げた






虎「お！大丈夫だった？」





五「驚いた、ホントに制御できてるよ！！」





虎「でもちょっとうるせぇんだよなぁ。あいつの声がする.......」





五「それくらいで済んでるのが奇跡だよ」





虎「あとあいつ凄いAに反応するんだけど、何でだ？？」





『やだ何それこわい』

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