◇ ページ33
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「…っ…？」
あれ…神月さんは…。夢、から覚めたのか…？
「基山君、大丈夫かい？」
「え、俺…」
「起き上がるなら、ゆっくりね。脱水の症状が見られたから、落ち着いたらそこにある水で水分補給してくれ」
状況が理解できないまま、俺は頷いて体を起こす。体が重い…。起き上がっただけで頭がガンガンする。
「さっきの試合終了間際に倒れたんだよ。後で病院に行って検査はするけど、今の様子を見る限り、疲労からのものだと思われるな」
「…そうだ、俺」
晴矢がボールを追っているのを見ていて、視界が歪んで…それで、その場に倒れ込んだ。
結果は、多分こっちの勝ちだ。フィールドの上で、試合終了のホイッスルが鳴り響くのを聞いたから、間違いない。
「試合の為に頑張ってきたんだろうが、自分が潰れてしまっては元も子も無いからな。体調管理には気を付けるんだよ」
「…すみません」
ずっと体調は気にしてやっていた。練習も休息も自分に合ったタイミングで、決まった時間にしていたはずだ。今までも、そして…今回も。
…いや、今回は違ったかもしれない。自分自身のこと、ちゃんと見えていなかったような気がする。
＿＿体を壊しては元も子もない。…あまり無理はするな。
さっきの救護員さんの言葉で、ふと玲名の言葉を思いだし、重なった。
あの時は驚きの方が大きくて、彼女の言葉についてあまり真剣に考えていなかったけど…。もう少し、耳を傾けるべきだった。
そう反省しつつ、俺は脇に置かれた水筒を手に取り口をつけ気持ちを落ち着かせる。
混乱していた頭の中が、段々と眠気が引くにつれて明るく照らされたようにハッキリとして来た。
そしてすぐ浮かび上がったのは、夢の中の神月さんではなく、頑張ってと笑ってくれた…優しくて温かい、大好きな神月さんの声だった。
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狩間篤花(プロフ) - リベリさん» コメントありがとうございます！お久しぶりですー(°▽°)二人の関係、楽しんで書かせてもらっています！四章の方で頑張っておりますので、そちらもよろしくお願いいたします(о´∀`о) (2018年1月4日 22時) (
レス) id: 9ce959db1f (このIDを非表示/違反報告)
リベリ - お久しぶりです!!本当にいつ見ても感動します!!風介...二人の為に...優しいですね!!どんどんいい方向に進んでいますし、二人が進展する事を願っています!!頑張って下さい!!^ω^/ (2017年10月29日 2時) (レス) id: cb7b132aff (このIDを非表示/違反報告)
狩間篤花(プロフ) - リベリさん» 心配をお掛けして申し訳ございません…！出来るだけ更新できるよう、最善を尽くして参ります(о´∀`о) (2017年9月5日 23時) (レス) id: 9ce959db1f (このIDを非表示/違反報告)
リベリ - 狩間篤花さん» わぁ...！本当ですか！？嬉しいです！！更新なさっていなかったので、心配しました...！これからも更新頑張って下さい！！ (2017年9月2日 17時) (レス) id: cb7b132aff (このIDを非表示/違反報告)
狩間篤花(プロフ) - リベリさん» これから大会編の方も更新していきますので、よろしくお願いいたします(о´∀`о) (2017年9月1日 22時) (レス) id: 9ce959db1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狩間篤花 | 作成日時：2017年6月27日 16時
