買 い 出 し と い う 名 の ページ27
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今日はごろごろしたい気分だったのになあ。
｢Aできた？｣
ふくれっ面で鏡を見ていた私ににこにこと話しかけたのはりっくんで。まだカラコンしか入れてない私に、なぜか彼は不機嫌になった。
｢早くして！｣
｢買い出しならすっぴんでいいじゃん。なんでりっくん拗ねるの？｣
｢…いやだって、あれだよあれ。そりゃAはすっぴんでも可愛いけどメイクしたほうが俺の好みってゆうか、そう好みなんだよ。俺はメイクしたお前の隣を歩きたい。つか拗ねてないから｣
｢あ、じゃありっくん私がすっぴんの時は隣歩きたいって思ってないんだ。あーあそうなんだ｣
｢ちがっ、も、なんでそんなこというの！｣
こうゆう痴話喧嘩なんて日常茶飯事すぎて、隣で編集していたそらはけらけら笑いながら動画を撮り始める始末。あれは恐らくインスタのストーリーいきだ。
｢今日は化粧して外歩きたい気分じゃないから無理だよぉ｣
ヘアバンドを使うことでおでこ丸出し、髪もまとめているから丸いフェイスラインも全開で駄々をこねる姿は我ながらお世辞にも可愛くない。でもりっくんはそんな私のことを｢可愛い｣と褒め始めた。酔っ払うと遠回しに笑顔ですっぴんディスってくるのに。
｢ねえそこは頑張ろ？ね？ほら今日も可愛いね。顔が丸くて雪見だいふくみたい｣
｢おい｣
それはディスりじゃないの？ん？りっくん実は私のこと好きじゃない説立証できるよ？私はりっくん大好きだけど。ん？
｢あと30分待つからさ？ね？頑張れない？｣
｢てか、私が頑張ったところで私にメリットはあるのでしょうか…？｣
要はご褒美がほしいわけだけど。唇を尖らせて彼を見れば、ぼそり｢最初から用意してあるのに｣そう言われた。
……なんだって？聞き捨てならないぞそれ。
｢頑張れますか！｣
｢頑張ります！｣
俄然やる気がみなぎってきた。私は慌ててメイクポーチが置いてある洗面所へとダッシュした。
｢てことで、俺とAデートしてくるから｣
｢え？(笑)｣
｢帰るのはそうだな。……朝帰りかも｣
｢マジで朝帰りしたらてめぇぶっ飛ばす｣
｢そら怖ーい(笑)｣
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なかなか更新出来ず申し訳ございません！ちょっとずつ落ち着いてきたのでゆっくりではございますが更新させていただきます。どうぞよろしくお願いします！
あとアバンティーズ復活おめでとうございます！おかえりなさい！
終わり
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aykyz(プロフ) - めっちゃ好きです (2019年4月18日 14時) (
レス) id: 3afe2d2f7a (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - このお話めちゃめちゃ大好きで定期的に読み返しちゃいます笑 これからも楽しみにしてます！ (2019年3月13日 8時) (レス) id: 488a978ab9 (このIDを非表示/違反報告)
もに(プロフ) - むぎちゃさん» あのお話はえいちゃんの49日に合わせて書かせて頂いたので、ある意味これからのお話には関係ございません。ですので今まで通り彼を含めた5人で書かせていただきたいと思っております！ (2019年2月19日 8時) (レス) id: 33f99b4333 (このIDを非表示/違反報告)
もに(プロフ) - モアさん» こちらこそ読んでいただき感謝しかございません。ありがとうございます！ (2019年2月19日 8時) (レス) id: 33f99b4333 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ(プロフ) - これからえいちゃんは出てこないことになりますか？ (2019年2月19日 7時) (レス) id: ff325b6cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もに | 作成日時：2019年2月12日 11時
