眠り姫 (25) ページ41
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3人は食卓を囲んで食事を始めた。
「エースさんどうしてサイボーグになったんですか？」
フォークとナイフを使いながら、伊野尾が言った。
「あ…不躾な質問でごめんなさい」
「構いません」
薮＝エースは首を左右に振った。
「シャトルの事故が原因ではあるのですが…肉料理を食べながらする話じゃないですね」
と言って肩を竦めた。
伊野尾がくすっと笑う。
「シャトルの事故にあったんですね…薮も、サイボーグになれていたらよかったのになあ」
伊野尾の言葉に、薮＝エースも高木も一瞬手を止めた。
「…サイボーグは作り物でしかないですよ」
再び手を動かし始めながら、薮＝エースは言った。
その言葉に顔を上げた伊野尾は、
「あ、言い方が悪かったですね」
と言って薄く微笑む。
「私はコンピューターエンジニアとして色んなシステム開発に首を突っ込んでいるんです。専門は都市開発なんですけど。アンドロイドやサイボーグのバージョンアップもそのひとつで、今やお手伝いアンドロイドを家族としてみなす人もいれば」
と伊野尾はちらりと高木を見た。
「エースさんのように何らかの理由で自らをサイボーグ化して暮らしている方もいる。特にサイボーグの顔面神経伝達システムの開発の遅れはロボット工学の研究者さんたちの間でも問題視されてます。身体能力に関しては全く問題がないだけに…私自身はロボット工学は専門ではないのですが」
薮=エースはじっと伊野尾を見詰めている。
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ひなた(プロフ) - はじめまして。コメントお邪魔します。お話がそろそろ終わりに近づいてきたようで早く結末が読みたい反面、まだずっと読んでいたい、そんな葛藤と戦ってます。すてきなやぶいのありがとうございます。これからも楽しみにしています！ (2017年5月6日 0時) (
レス) id: 85d71dbfbe (このIDを非表示/違反報告)
浩鈴(プロフ) - Kさん» こんにちは！コメントありがとうございます(*^^*) GW中はコンスタントに更新出来ると思いますのでよろしくおねがいします。 (2017年5月2日 11時) (レス) id: 7e4fbd94f2 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - 以前一度コメントを残した者です＾＾更新分を仕事の前に読んでしまって、引き込まれすぎて「あぁ、、どうしよう( ; _ ; )」という気持ちになってしまいました笑 続きも楽しみに待っています＾＾ (2017年5月2日 10時) (レス) id: f654da7d4d (このIDを非表示/違反報告)
浩鈴(プロフ) - ゆうみさん» はじめまして！ありがとうございます。 コメント励みになります(*^^*) 半分は越えた…かな？まだまだ続きますのでよろしくお願いします！ (2017年4月30日 14時) (レス) id: 7e4fbd94f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 物語に引き込まれるようにどんどん読み進められます。とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年4月30日 14時) (レス) id: c3179f3c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浩鈴 | 作成日時：2017年4月13日 0時
