7話 ページ8
コビーは、ゾロを一生懸命説得してくれた。
「もう海軍は、あなた達の敵に回ってるんです！
お願いです！この縄を解いたら、ルフィさんを助けて下さい！！
彼は、ぼくの命の恩人なんです！！
あなたに海賊になれとはいいませんが、ルフィさんが強いというのは本当です！！
あなた達が手を組めば、きっとこの町からだって逃げ出すことが出来るでしょう！！逃げてください！！
もちろん、ミオさんもです！」
「コビーの、言う通りよ
ゾロ、あなたはここから逃げるべきなの！」
ゾロは話を真剣に聞いて、じっと何かを考えているようだった。
すると、後ろから複数の気配を感じ、私は戦闘態勢に入った。
「なんのよう？」
「モーガン大佐の反逆につき、お前たち3人を
今、この場で処刑する！！」
「面白ェ事やってくれるじゃねェか…
てめェら4人でクーデターでも起こそうってのか？
ロロノア・ゾロ…
てめェの評判はきいてたが、このおれを甘くみるなよ。
貴様の強さなど、おれの権力の前にはカス同然だ…！！
構えろ！！」
そんなこと、
「させるかぁっ！！
とっさに私は、手で大きく円を描いた。
「お前っ！！」
「ミオさん！！」
海兵が放った銃は、私達3人の誰を気づつけることもなかった。
私は能力を使い、私達の前にシールドをはったのだ。
「馬鹿な…も、もう一度撃て！！」
だが、もう一度飛んできた弾でも、私達を気づつけることは出来なかった。
それは…
「ルフィ！！」
ルフィに命中した弾は、身体をびよーんと伸ばし、海兵の元へ吹っ飛んでいった。
「効かーーん！！
んなっはっはっはっは！！」
ルフィ、そうなんだ…
コビーは恐怖から、泡を吹いて気絶していた。
「てめェら……！！！
一体何者なんた！！」
「おれは海賊王になる男だ！！」
「私はただの旅人よ」
もうすぐ変わるかもだけど。
「ほら！お前の刀どれだ？
わかんねェから３本持ってきちゃった」
「３本ともおれのさ…
おれは三刀流なんでね…」
ここらでいっちょ助け舟。
「ここで私たちと一緒に海軍と戦えば、政府にたてつく悪党よ」
「このまま死ぬのと、どっちがいい？」
するとゾロは、まいったというように笑った。
「てめェらは悪魔の息子かよ…
まぁいい…ここでくたばるくらいならなってやろうじゃねえか…
海賊に！！！」
「ルフィ、交渉成立よ
私も海賊になってあげる」
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作者名：ゆるだら | 作成日時：2020年3月22日 0時
