無気力系女子の日常譚【かくりよの宿飯】 (ページ9)

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無気力7 ページ9

葵SIDE

ドスーーーーン！！

？？

中庭にはなんとAさんと天狗が落ちていた。

A「よっこいしょ。

　ん？葵かい？

　ちょっと手伝ってや。」

「何を手伝えばいいの？」

A「松葉爺運ぶの。

　あ、あの離れでもいい？」

「いいわよ。」

よっこいしょ。

ん、ものすごく重いわね・・・

「ってAさん！

　一緒に運ぶんじゃないの？」

A「いや、眠いから、先に離れに行って寝るんやけど。」

「あ・・・・・分かったわ・・・・」

ものすごくマイペースだわ。

そして天狗に肉じゃがとかを出した。

そうしたら気に入られて、

「松葉様と呼べ。」

といわれ今に至るのだが・・・

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松葉「おい鬼神。

　花嫁をあんなところに追いやってしかも・・・・

　 Aまでも海閣丸から落ちるとは！！

　どうなっておる！

　で、葵。

　昨日はありがとう。

　お礼にこの天狗の団扇をあげよう」

なんか従業員たちが何か言ってるわね。

「そんなすごいものはもらえないわ」

A「もらっておきいな。

　それにあいつとの約束の品だ。

　約束はうけつがれるからねえ。」

「そんなに言うのなら・・・

　もらっておこうかしら。」

▼天狗の団扇をもらった

松葉「いやあ、それにしても葵の飯はうまいのう！」

銀次「そうですよね。

　あの離れにお食事処をつくりましょう！」

それでなにか喋っていたら、大旦那様がやっと口を開いた。

大旦那「それはまだ決められない。

　それでは天狗の御一行様ありがとうございました。」

「「どうもありがとうございました！！」」

A「はいはい！

　松葉爺たちももう行ったから仕事や！

　自分の持ち場に戻れや戻れ！

　
　ほら葵も行った行った！」

Aさんどうしたのだろう。

やけに機嫌がよかった。

天変地異の前触れかしら←

まあいいわ。

離れに戻らなくちゃね。