嫌われ者。4【青葉城西】

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『あと、今日の自主練の事なんですけど』




私はついでに、自主練に付き合えない事も伝えておく事にした。




言ったそばから、京谷さんの怒り顔が脳裏に浮かんで流石に少し身震いする。



まぁでも、すっぽかすよりはマシだろうと腹を括るしかない。





京「あぁっ？んだよ？」



『今日の自主練は…』

＿お手伝いできません。





言葉はそう続くはずだった。





コ「練習再開するぞ！！」




けどそのセリフは、タイミング悪くコーチのそんな声に掻き消される。



お昼といい今といい、どうも今日はタイミングが悪い日らしい。



休憩を取っていた部員達が一斉に動き出す。






京「なんだよ？」



他の部員達がコートに戻っていく中、京谷さんは早く言えと言わんばかりに煽る。




『後ででいいです。』




今、機嫌損ねちゃうと悪いしな…


私が笑ってそう言うと、またあからさまな舌打ちをお見舞いされた。




京「後で聞く」



そして律儀にそう言い残してコートに戻って行った。



うん。やっぱり、別に悪い人じゃないんだよね…



ちょっとだけ人付き合いが苦手なだけで。







まぁ、私も人のこと言えないか。

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