AAAの空色担当

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あなたside




あと もう少し。


走りたくても走れない。


まあ、しょうがないか。



あなたに会いたくて、扉を開けた。









『ちーちゃん！』



あなたはすっかり お母さんの顔をして 眠っていた。




旦那「あっ、Aさん

来てくださったんですね。」



ちーちゃんのベッドの隣に座っていた旦那さんが、
私を見て立ち上がった。



『もちろんですよ！』


旦那「疲れて寝ちゃったみたいで」



頭をぽりぽりとかく旦那さんは、優しい笑顔を浮かべながら話してくれた。



旦那「無事に産まれてくれて、なによりです。

ちあきも無事で。」




『ちーちゃんを、赤ちゃんを、幸せにしてあげてください』



ちーちゃんの顔をふと見たら、
一緒にステージに立っている時とは違う
優しいお母さんの顔になっていた。


いきなりこんな重いこと言って 引くかと思ったけど、
旦那さんは 即答で、


旦那「はい！それだけは約束します。」


と応えてくれた。




それは私の、理想通りの答えで、

理想以上の答えだった。





こんな素敵な旦那さんと出逢えて、
ちーちゃん幸せだね。



そう、眠っているちーちゃんに向かって笑いかけた。

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