泣かないで ページ38
｢大収穫ー！瀬名さんいっぱいget！｣
あの日から数日経った
私はアニ〇イトへとやって来ていた
とにかく混乱していたため、
二次元の方にのめり込んでいた私
キヨさんとはあれ以来会ってはいない
逃げてるとかじゃなくて、ただ単に会う機会がない
とりあえず、きちんと自分の気持ちを伝えないと
このままズルズルと引きずっていたらお互いいい気持ちはしないと思うから
両手にグッズが入っている袋を持ちながら
信号前へと来た
(少し重いなぁ)
と思いながら信号を待っていたら
右手の袋が誰かに持っていかれた
(スリッ！？)
そう思った私はその人の腕をグッと引っ張った
｢えっ！？あ、ごめん！嫌だったん！？｣
焦りながら｢降参や！｣と手を挙げる人は
レトルトさんだった
びっくりした
まさか、こんな時に会うなんて
っていうか、自分の気持ちを自覚してから会うのは初めてなんだよね･･････
そう思うとなんか恥ずかしいな
そう考えながら下を見ていたら
｢え？ほんまに怒っとる？｣
と申し訳なさそうにチラッとこちらを見る
｢違いますよ！少し･･･びっくりしただけで｣
｢いや、オレも悪かったな･･･
ちゃんと声かければよかったんや･･････｣
ズぅーんと沈んでいるレトルトさん
なんだか可哀想になってきて
いつもの癖でそのまま｢よしよし｣と撫でてしまった
(さらっさらだなぁ)
｢･･････撫ですぎんちゃう？｣
真っ赤な顔でそう言われてしまった
そうだった
ここは往来の場所だった
｢なにしてたんだ私は･･････｣
自己嫌悪に陥ってると
｢でも、嬉しかったで｣
とレトルトさんはニコッと笑った
そうやって2人で笑いあっていた時
レトルトさんの後ろに黒い影が見えた
咄嗟の事で私も判断がつかなかったけれども
とにかく守らなきゃいけないと思った
レトルトさんの腕を引っ張って
後ろへと飛ばす
(ごめんなさい！)
咄嗟に飛ばしたことを心の中で謝った
そのまま私は黒い影に飛ばされて
最後に見たのは
レトルトさんの泣き顔だった
｢なか･･･ないでくださいよ･･･｣
貴方には笑顔が似合うから
私の意識はそのまま暗転した
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お餅 - レトさん可愛い!!そして主人公が可愛い!!これからも頑張ってくださいね (2015年12月12日 12時) (
レス) id: 9e2e951bbf (このIDを非表示/違反報告)
七緒(プロフ) - ^×^*さん» 続編頑張らせていただきます！少し書き溜めてから出すのでもう少しお待ちください！応援はとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2015年12月10日 20時) (レス) id: 31cfbfabde (このIDを非表示/違反報告)
^×^* - 続編(`ω´)ｷﾀｺﾚめっちゃ嬉しいです!更新心待ちにしてたので…これからも一年とかじゃない限り更新待ってます…頑張って下さい〜\>д< (2015年12月10日 17時) (レス) id: 190b3bbb4f (このIDを非表示/違反報告)
七緒(プロフ) - ^×^*さん» ありがとうございます！文才があるなんて照れますね！更新出来る限り頑張っていきます！よろしくおねがいします！ (2015年12月7日 21時) (レス) id: 31cfbfabde (このIDを非表示/違反報告)
^×^* - わあぁ…ハマりました…何より文才がありますね!!((上から目線すいません とにかく七緒さんの創る文好きです!更新楽しみにしてます! (2015年12月7日 20時) (レス) id: 190b3bbb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七緒 | 作成日時：2015年11月21日 11時
