ケーキ争奪戦 2 ページ33
｢私のですか？うーん、フルーツタルトですかね？作るのが楽しかったですし
あ、よければなんですけど、タルト選んだ人は私に1口下さってもいいですか？｣
｢味見してなかったの、それだけですし｣
と続けようとしたが、
ピシッ
空気がきしんだのがわかった
｢オレ、タルトがいいなぁー｣
｢俺もそれがいいかも｣
ほぼ同時に喋った2人は顔を見合わせる
｢キヨくん、ここはオレに譲ってもええんちゃう？｣
｢いやいや、それは俺の方でしょ｣
｢キヨくんさ、オレがフルーツ好きなの知ってる？｣
｢いや、初耳だわ。多分レトさんより俺の方好きだし｣
｢はははは、冗談はやめなー｣
｢あははは、レトさんこそー｣
2人がいきなり険悪なモードになった
｢え？え？｣
私は動揺してしまっていた
その隣でずっと｢チョコー、チョコー｣と呟いていたP-Pさんが
｢僕はチョコレート好きだなー
もーらい！っと｣
とチョコレートケーキを貰っていった
あなたは何故冷静に選んでるんですかP-Pさん
｢フォーク、フォーク｣と言っているP-Pさんを横目に私は2人に言う
｢あ、あの。すみませんが1つしか用意してないんですよ・・・｣
控えめに私が言うと、2人はさも当然のように頷く
｢うん。知ってるで。だからこそや｣
｢あぁ、だからこそだ｣
だから、なんでそんなにも睨み合ってるんですか
タルトもう一つ用意しておけば良かったな
後悔の念に苛まれながら、頭を抱えていると
ポンッ
とP-Pさんに肩を叩かれた
｢美味しいね！チョコレートケーキ！｣
グッと親指を突き出しながら言う
｢あ、そうですか？良かったです！｣
あ、いや、私もそんな場合じゃないよ
とにかくこの空気をどうにかしないと
P-Pさんもケーキを食べ終わって冷静になったのか
｢うん、どうしよっか｣
と言い、目の前の状況を悩んでいた
｢はい・・・｣
あぁ、私が1つしか用意してないからだ
あんなにも仲の良かった人たちを喧嘩させてしまった・・・
どうしたらいいか分からなくなって
少し涙目になってしまった私
2人はいつの間にか『勝負』
とか言って、外に出ていったし
何しに行くんですか・・・
私とP-Pさんは部屋に取り残されてしまった
｢ねぇねぇ、Aちゃん｣
｢はい？｣
｢ちょっと聞きたいことあるんだけどいい？｣
姿勢をただしこちらを見るP-Pさん
いきなりどうしたのかな？
更新遅れてすいません！
少しずつ頑張りますので次までもう少しお待ちください！(・´ワ・｀)
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お餅 - レトさん可愛い!!そして主人公が可愛い!!これからも頑張ってくださいね (2015年12月12日 12時) (
レス) id: 9e2e951bbf (このIDを非表示/違反報告)
七緒(プロフ) - ^×^*さん» 続編頑張らせていただきます！少し書き溜めてから出すのでもう少しお待ちください！応援はとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2015年12月10日 20時) (レス) id: 31cfbfabde (このIDを非表示/違反報告)
^×^* - 続編(`ω´)ｷﾀｺﾚめっちゃ嬉しいです!更新心待ちにしてたので…これからも一年とかじゃない限り更新待ってます…頑張って下さい〜\>д< (2015年12月10日 17時) (レス) id: 190b3bbb4f (このIDを非表示/違反報告)
七緒(プロフ) - ^×^*さん» ありがとうございます！文才があるなんて照れますね！更新出来る限り頑張っていきます！よろしくおねがいします！ (2015年12月7日 21時) (レス) id: 31cfbfabde (このIDを非表示/違反報告)
^×^* - わあぁ…ハマりました…何より文才がありますね!!((上から目線すいません とにかく七緒さんの創る文好きです!更新楽しみにしてます! (2015年12月7日 20時) (レス) id: 190b3bbb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七緒 | 作成日時：2015年11月21日 11時
