発熱したらテスト満点だったんですけど、誰のせいだと思います？「文スト」

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「兄さん」


「なんだい？」


太宰を呼んだのは、太宰の妹、太宰Aである。

元ポートマフィア幹部の妹とは思えないほど
普通の人生を送って来た。現在は華のJKだ。

唯、太宰に似て眉目秀麗、頭の回転は太宰並という才色兼備の典型である。

そしてその秀麗な顔は今怒りに染まっている。


「先週テストがあったじゃない？」

「うん。」

ちなみに太宰の外套はびしょ濡れだ。

「そん時私体調悪かったじゃん。」

「うん」

太宰はケロリとした表情でAを見上げている。


「もういい、一気に言う。

いっつも出来すぎて手ェ抜いてるテストが熱のせいでサボるの忘れて満点取っちまったんだよ！」



こんなセリフ教室のど真ん中で叫んでみろ、
明日から敬語で接されるぞ。



「別にいいじゃないか、
私の妹なら出来て当然だからね。

・・・で、何をそんなに怒ってるの？」



顔は至って冷静そのものだが長年兄を見てきた
妹には解る

これは人をおちょくってる時の顔だと。



そして、Aは、
太宰に負けない頭脳を持つ。



「まあ、テストは私の実力だけど。
熱、出たのはどうして？





ねえ、
にーさん♪
妹に毒を盛るのはよろしく無いと思うなあ。」


「さっすが〜
我が妹よお兄ちゃんテストも満点だよ〜

さあ、祝いの((ぐはっ」


Aの飛び蹴りが華麗に決まった。

三角チョ○パイ黒、白貴方はどっち派？→

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