告白 ページ26
宏規side
今日の稽古終わり、Aに告白する。そんなことを3日前の夜から決めていた。
宏規「A、今日の稽古終わりにご飯でも行かない?」
貴方「うん良いよ。洸君も誘う?」
この流れまでは想定内だ。
なぜならAは異性と2人きりで遊びに行ったり食事に行ったとき、ファンの人からの勘違いされるのを避けるためだ
。
だから写真も、2人きりで撮ることはあってもSNSに載せる写真は絶対に3人以上写ってるものだけだ。
宏規「いや、今日は2人で行こ。言いたいこともあるし。」
これは賭けになる。2人きりでは食事に行かないAに二人で行こうと言うのはもう告白しているようなものだ。
だが俺のそんな言葉に対してAは快諾してくれた。
一緒にお店まで向かい、個室の席に着いた。
宏規「俺が奢るから好きなの食べていいよ」
と言うと、じゃあいっぱい食べちゃお!なんて可愛いことを言ってくる。
オーダーを終え、稽古の話をしていたが正直緊張でそれどころじゃない。
好きな人に告白するのは初めてだから、過去一緊張している。
店員「お待たせ致しました」
店員が入ってきて、順番に料理を並べてく
貴方「美味しそ〜!!」
身体の前で両手を合わせ、目を輝かせながらAが言う。
その姿ですら愛おしい。
宏規「いただきます」
貴方「いただきまーす!」
貴方「ねえこれめっちゃ美味しい!宏規くんも食べてみて!」
と言うので一口食べてみた。
宏規「え、めっちゃ美味しい!」
貴方「でしょ!すぐなく無くなっちゃいそう!笑」
なんて会話をだらだらと続け、料理を食べ終わり目の前にはデザートのみの状態。
言うとしたらそろそろだよな、なんて切り出そうかな、とさっきからずっと考えている。
グダグダと考えていたが、今日絶対に言うと決めていたため、意を決して言葉を発した。
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年4月29日 11時