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［雅にぃside］
和「シンバ！こっち！」
潤「こっち向いて〜！？」
「可愛く撮らなきゃな〜」
里親募集は、とりあえず俺の職場での声掛けから
始めてみた。
あんまり範囲を拡げてしまうと託すのが心配に
なってしまうからね。
里親募集するからには、子猫の今後の幸せのことも
責任持たないといけないから。
そしたら早速「姉家族が飼いたがってます！」って
言ってくれたスタッフの人がいたから、子猫の
姿を見せようと思って写真撮影。
後日きた返事は「里親になりたい」だった。
双子は喜び半分、寂しさ半分って感じかな。
でも「幸せになるならそれがいい！」って言って
くれたけどね。
「小学生のお姉ちゃんと弟がいるんだって」
和「そっか！じゃあ、いっぱい遊んでもらえるね」
潤「なら、寂しくないね！」
仮ネームは伝えるつもりはなかったんだけど「もし
今呼んでる名前があるなら教えて欲しい」って
言われたから伝えたんだ。
そしたら『シンバ』って名前、気に入ってもらえた
みたいで「そのまま名付けたい」って返事が。
だから俺、調子にのって由来も教えた。笑
だって双子がせっかく考えてくれた名前だから。
和「やったぁ！シンバはシンバのまま大人になれるん
だね！」
潤「カッコいいな！シンバ！強くなれよ！」
［あらしside］
シンバがきて じかんが たったのに シンバのおうちは
とどかないの。
わしつで いっしょにねれるのは うれしいけど
おうちが こないのは なんでなのかな…って。
「ミィ！」
「ウォンッ！」
んふふ ♪
おいで、こっち、こっち！！
シンバはとってもヤンチャで いつでもげんき。
おにごっこして あそべる。
かずとじゅんが がっこうに いったあとも いっしょに
あそべるから とっても たのしいの。
でもね…
まだ あかちゃんだから つかれると すぐ おひるね。
だから ぼくの おなかを かしてあげるよ。
クゥクゥ…ねいきをたてて ねむるのは かわいいの。
まいにち たのしくて…
おともだちが できたみたいで うれしかったのに…
和「あらし〜？明日でシンバとバイバイだからね？」
潤「シンバはね、新しいお家の子になるんだよ？」
雅「いっぱい優しくしてくれて、ありがとな〜」
みんなの いってること わかるようで わからない…
「クゥーン…」
和「さみしいよね…ごめんね。でも、あらしには
俺らがいるからさ。ね？」
「クゥーン…」
シンバ いなくなっちゃうの？
あたらしい おうち？
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作者名：空
| 作成日時：2019年3月25日 20時
