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［翔にぃside］
ソファーでチャーハンを
食べてからゴロゴロ。
活動してないから、お腹空いてないかも…って
心配していたけど、自分がリクエストしたメニュー
だからか、割とすんなり食べてくれて安心した。
「気持ち悪かったりしない？」
和「ん…平気」
「足痛む？」
和「ちょっとだけだから大丈夫」
まだ痛み止めが効いているのかもね、よかった。
和「ねぇ、あらしのとこいきたい」
「抱っこすんの？持ってきてあげるよ」
和「やだ！俺が迎えにいきたいの〜…」
パッと立ち上がったら、腕を掴んで「だめ」って
止めてくる。
歩けないくせに、自分で行きたいって引かなくて…
キッチンの智にぃも苦笑い。
「じゃあ、ほら。笑」
和「んふふ…やったぁ〜」
「しょーがねーな。笑」
仕方ない、またおんぶね。
ケージの前まで連れていって降ろして、そしたら
床に座って「ありがと〜」ってさ。
和「あらし〜、お散歩行けなくてごめんな？」
「ウォンッ！」
和が家でお留守番となると、あらしもきっと
早歩きをしてお散歩は短めに済ませるんだろうな。
相思相愛ね。笑
和室に移動してからも、あらしと戯れて遊んで
少しお昼寝して。
夕食の時間になって雅紀が「階段から落ちたのは
どんな状況だったの？笑」って。
そこまで詳しくは話してないけど、一通りは伝えて
あったから、和をからかいたいんだろうな…と。笑
「どこから話す？朝の体調チェックのグダグダの
くだりからにする？笑」
和「やーだぁ…だめ〜…」
便乗して俺もからかってやる。
雅「うん、最初から教えて？笑」
「え〜っとねぇ…」
和「言ったらだめー！」
俺と雅紀にダブルでからかわれて、和は一生懸命に
俺のことを止めようとして。
どこまでからかっていいものかと見極めながら
進めてたつもりだったんだけど…
和「だめー！！」
ガチャン…
思っより早くに和は必死になってしまい、箸を
思いっきりテーブルにガチャン！って。
智にぃは「かず？」って諭してから、俺と雅紀にも
「やめてあげな」って。
はい、ごめんなさい。笑
雅「かーずちゃん、ごめんね。お詫びにこれ
あげるから」
和「ほんと？」
雅「ほんと」
和「やったぁ〜」
雅紀のお陰で和の機嫌は一発で直った。
今回は素直だから助かっちゃう。
「今日は洗面台で洗髪だけで我慢な？」
和「はぁ〜い…」
大好きなお風呂に入れなくてちょっと不満そう
だけど、こんだけ聞き分け良ければよし。
思いきり頭を撫でてやる。
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作者名：空
| 作成日時：2017年10月3日 22時
