2747.【酷い捻挫】 ページ47
［智にぃside］
朝の体調チェックで
ちょっとグダグダしちゃって…
和「ん〜…むぅ…」
翔「駄目なもんは駄目」
ちょっと不機嫌さん。笑
あ、2人ともね。
貧血の症状が出てるのか、目をギュッと閉じて
辛そう。
「飲み物持ってくるね」
和「おれもリビングいきたい…」
翔「だーめ。フラフラ治ってから」
和「ん〜…んぅ…」
翔「…っ、いってーな！笑」
ゴチャゴチャやる2人を放って一階へ。
ホットミルクを用意していたら「まだ駄目って
言ってんだろ！」「危ないから手すり掴まれ！」
って翔の怒鳴り声が聞こえてきて…
ドンッ…ドドド…
慌てて階段に向かったけど、間に合わなかった。
和「ん〜…」
「どっから？」
階段下に座った状態で頭を押さえていたから
そんなに派手には落ちなかったのかな…と。
翔も上から「ほら言わんこっちゃない」「言うこと
聞かないから」って説教できるくらいの
余裕があるみたいだから。
翔「最後の5段くらい落ちた。薬取ろうと思って
部屋に戻ってた隙に逃げた」
「なるほど…。笑」
自業自得だと言われれば、まぁその通り。
「なんで翔の言うこと聞かないの？階段はまだ
駄目って言われたんじゃないの？」
和「ん…知らない、もん…」
翔「まったく…」
翔が呆れながら階段を降りてくる。
和は『叱られる』って思うからワタワタ。笑
翔「右足首、すげー捻ってたよ？痛いだろ？」
和「んー…」
そう言われて見れば、和の手は右足首に当てられて
いるね。
翔「ソファーまで行こうか。立てる？」
和「ん〜…いい！」
翔「なに一つ良くないんだけど。笑」
和「んぅ…ばかっ…」
不機嫌な和だったけど、「今言うこと聞いたら
優しくしてやる」って翔の言葉に頷いて、
そこからはほんとにお利口さん。
ずるいよね。笑
ソファーで翔が診てくれた後、病院へ。
診断結果は捻挫で。
診断名は難しくてよく分からなかったけど、
なんとか靭帯損傷って言ってた。笑
和「…歩けない」
翔「いいよ、おいで？」
和「やった！」
病院を出る時におんぶしてもらって嬉しそうな顔。
痛みも酷いし、数日は歩けないような状態が
続くみたいだから、こうして甘えてくれていた方が
いいよね。
気持ち的にもその方が楽だと思うし。
「お昼なに食べたい？」
和「ん〜っとねぇ、チャーハン！」
「いいね」
こんな時は食べたい物を作ってやりたい。
自業自得とはいえ…ね。
『甘いよね、俺ら。笑』って雅紀を含めて3人で
LINEした。笑
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作者名：空
| 作成日時：2017年10月3日 22時
