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［和side］
智にぃ達から
LINEが来た時、潤は「やべぇ…」って
かなり怯えてた。笑
にぃ達に叱られるのは俺だって嫌だもん。
特に潤は、翔にぃのことを憧れの存在として
いるし、目標としているから。
そういう人から叱られるって堪えるんだと思う。
智にぃに促されてソファーに座ったけど
しゃっくり上げながら「いやだ」って連呼して
縋ろうとしてる。
智「翔と話さないと、解決できないよ？」
潤「…っ、んくっ…、いや、だ…」
智「何が嫌なの…笑」
腕を掴まれて必死に首を振られて智にぃは
困り顔。
そんなところに着替えを終えてやってきた翔にぃ。
潤の姿を見て苦笑い…
智「薬飲んだ理由あるんだろ？翔にちゃんと
伝えて、これからはそういう時にどうしたらいいか
教えてもらわなきゃ。…ね？」
潤「…っ、んっ、もう、分かって、る…」
潤は智にぃを離すまいと必死。
腕も服も掴んで「翔にぃに相談すればいいって
もう分かってるから」って。笑
智「だったらそれを翔に伝えなきゃ」
潤「…っ、ん…んくっ、いや、だ…っ…」
智「なんで…笑」
智にぃにはこうして甘えられるくせに、翔にぃには
それが出来ない。
にぃ達は「そこも含めて可愛い」って
言ってるけどね。笑
智「今は俺じゃないの。翔と話して？」
潤「…っ、んくっ、いや、だ…」
智「ふふ…嫌じゃないの。笑」
翔にぃに合図しながらパッと体を離して、
その場から離れた智にぃ。
いつもはのんびりしているのに、たまに見せる
機敏な動きがすごい。
潤「…やだ」
智「んふふ…交代ね。笑」
翔「そう。交代」
潤「んっ…」
智にぃの代わりに正面にきた翔にぃを見た途端、
潤はソファーの上で体育座り。笑
膝を抱え込んでガッチリガード。
翔「俺んとこにはこねーのな。笑」
翔にぃは軽く頭を叩きながら「まぁ、いいけど」
って苦笑いしてから、潤と向かい合うように
ソファーの下に座った。
翔「薬の乱用はいけないこと」
潤「…」
翔「色々問題もあるって教えたよな？」
潤「…」
翔「じゅーん？」
潤「…っ…」
翔「こっち見て」
潤「…っ…」
しゃっくり上げているけど、服の袖で涙を拭った
潤はゆっくりと顔を上げる。
潤「…んぱ、い掛けて、ごめん、なさ…」
翔「…ん。次はないからな？」
潤「…っ、先生にも、伝えて？」
翔「ん、言っておくから」
距離をとって、なかなか素直になれない潤を
ギュッと抱き寄せた翔にぃは
「あんまり心配掛けんな」って呟いた。
END
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作者名：空
| 作成日時：2016年10月26日 18時
