2139.【5】 ページ39
［雅にぃside］
翔「かーず。笑」
和「無理っ！」
和室に寝転がって、あらしと戯れ合う和は
部屋に移動する気ゼロ。
翔「おいで」
和「やーだ。今、忙しい…」
翔「どこがだよ。笑」
和「やーだー…こないで」
翔「なんだって？笑」
和「…っ、きゃはっ！」
和のグダグダに翔にぃが合わせて、首元と脇腹を
くすぐったら可愛い笑い声。
智「なにやってんの〜？楽しそうじゃん。笑」
和「…っ、きゃっ、助けて〜…」
和室に座った智にぃの膝にくっ付いて甘えて。
幸せ者め。笑
しばらく甘えさせてもらって「ほら、いくよ？」
って腕を引かれて。
でもね、その途端「待って！トイレ」って。
よくもまぁ…毎度同じ作戦使うよね。笑
しかも一度でなく何度も。
部屋に連れて行かれてからも階段駆け下りてきて
「トイレいく〜」って余裕の表情。
「2階にもトイレあんだろ！笑」って潤と2人で
突っ込んじゃうよね。
でも、座薬前のトイレは大事だから翔にぃ達は
何回も付き合ってあげてるけど、さすがに限度が
あるもので。
「あ、やーだー…いかせて〜…」って叫び声が
部屋から聞こえたけど、もう出てこなくなった。笑
［翔にぃside］
「大声出さない！横向いて？」
和「トイレ〜…」
「もう終わり」
和「ん、ん〜…ばかっ！」
「バカで結構。笑」
起き上がろうとする体を智にぃに抑えてもらって
ズボンと下着を足首まで脱がせてしまう。
和「やー…離せばかっ！」
「そうやってたら、いつまでも嫌なこと
終わらないだろ？」
和「それでいいもん…」
なんかゴチャゴチャ言ってるけど…笑
バスタオルを掛けてやって、ゼリーを手にとる。
「冷たいのちょっと我慢な…」
和「ん、ん〜…ん…」
「力抜いて？」
和「ん…ん…」
智「ふ〜…って」
背中をさすりながらタイミングを計ってたら
可愛い顔して振り向いた和。
和「…わったら、…っこ、…てくれ、る？」
言いたいこと分かったけど、からかいの気持ちと
照れで「え？何？もう一回言って？」って思わず
からかってしまって。
「ん〜…もういい」って、いじけられるし、智にぃ
には「翔？」って怖い顔で睨まれた。笑
だって、すげ〜可愛いんだもん。
「終わったら抱っこしてくれる？」なんて
そうそう聞ける言葉じゃないよ？笑
でもね、これ以上からかうと後で智にぃに
叱られるから…
「終わったらしてやるから。頑張るよ？」
和「ん、ん…」
その小さな笑顔。
守っていくからな。
END
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作者名：空
| 作成日時：2016年2月10日 18時
