1999.【4】 ページ49
［智にぃside］
双子の甘えん坊騒動は
昼食時にも。笑
潤「はーやーくー！ゲームやろうよ〜…」
翔「はは！分かったから。ちょっと待ってろ」
潤「はーやーくー！！」
翔「…笑。かず？何で食べないの？食欲ない？」
和「…んーん」
みんなが食べ終えても、和は一口程しか
進んでいない。
だから翔が付きっきりになってしまって
潤がゲーム出来なくて、さっきから叫んでる。
翔との続きのところからやりたいらしくて…
「かーず…？好きだよね？」
和「…」
今日のメニューはカボチャのシチュー。
好きなはずなんだけど…
和「…お腹、いっぱい…」
翔「いやいや、そんなはずないだろ？笑」
和「んぅ…いっぱい。ごちそう様、したい…」
翔「かーず…？調子悪い？」
和「んーん…」
グダグダなやり取りが進む間にも「早くしろっ！」
って潤のお怒りの声。笑
翔「まさー？先に相手してやって？」
雅紀が「俺じゃ嫌がるもん！」って返すのと
ほぼ同時に「翔にぃがいい！！」って潤。
和「…潤とこ、いけばいいじゃん…」
なぜか拗ね始める和。笑
翔「何で食べないの？」
和「んん〜…」
翔「口開けなさい」
いつまでもこの調子で、翔が許すわけない。
口元に運ばれたスプーンから顔を背ける和と
「食べなさい」って迫る翔。
その後ろから「はーやーくー」って潤の声。
もう…何とかしてくれ。笑
翔「ほーら。食べる間、ここにいるから。な？」
和「…」
翔「お腹空いただろ？…あーん？」
和「…あー…」
ふふ。食べた、食べた。
こうやって翔の気を引きたかっただけなのかも
しれないね。
本当に食欲がないのなら、無理矢理に部屋に
行こうとしたり、もっと行動を起こすから。
翔「はは！美味い？」
和「んっ ♪」
口を開き始めたら早くってパクパク食べてる。
翔「はは！雛鳥みて〜。笑」
そんな様子を見ていた潤が一言。
潤「俺の翔にぃなのにー！とるなー！」
最近はこういうこと言ってなかったのにね。笑
翔に甘える和を見て、ヤキモチ妬いちゃったん
だろうね。
「離れろー！」って翔のこと引っ張りにきて
ガヤガヤ、ワチャワチャ…
でもね、やっぱり翔は嬉しそう。笑
そのうちに…
和「んぅ…もう、いい…」
力で負けた和は悔しくって、俺と雅紀の両方を
捕まえて、腕に掴まってきた。
甘えん坊は手が掛かるけど、可愛いもの。
翔は潤に手を引かれてゲームへ。
俺と雅紀は和の両側に座って、思いっきり
甘やかしながら完食させた。笑
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作者名：空
| 作成日時：2015年9月4日 6時
