1964.【2】 ページ14
［翔にぃside］
智「ほんとにいいの？」
和「うん、いいの」
潤「俺らフットサル行ってくるもん！」
「さんきゅ！」
雅「お土産買ってくるね！」
俺ら3人の休みが合った土曜日、久しぶりに
買い物に出掛けることにした。
ってか、双子が「行ってきて」って言ってくれた
からね。
智にぃが「どうせなら、午後から5人で
行こうよ」って言ったんだけど「それだと
兄貴たち、ゆっくりできないから」って言葉。
もう手が掛かる歳じゃねーってのに、
笑いそうになった。笑
まぁ、双子には「あれ欲しい」「これ買って」って
騒いでる自覚があるってことだよね。
うるさいもん、あいつら。笑
小さい頃は、そんなでもなかった。
「2つ欲しい」とか「どうしても欲しい」とか
目を潤ませて訴えてきてはいたけど、俺らが
首を振れば素直に戻しに行く子だった。
地団駄踏んで怒ったり、ひっくり返って
泣き叫んだことは…確かなかったはず。
問題は今くらい大きくなってから。笑
今の方が聞き分けは悪いかもしれない。
だからこそ、自覚有りってところが
何だか可愛いんだけどね。
俺らだけで車に乗っても、気が付くと
双子の話しばっかり。笑
運動会の時は、あんなことあった…とか。
こんなこともあったよね…とか。
でも笑いで終わる話しばっかりだから、
これまで楽しかったんだってことが自然と分かる。
智「お土産、何にしよっか」
雅「食べるものより、使える物の方が
いいかな〜」
「和はゲームだろうけど、もう一工夫ほしいね」
智雅「…くはっ！こだわるね〜。笑」
結局、買い物しながら一人一点ずつ双子への
お土産を選んで、そこから3人で話し合って
決めようってことに。
俺ら、何だかんだ双子のことには
手抜かないからね。笑
始めは3人でショッピングモールを
プラプラっとして。
その後、みんなで映画を観て。
こんな休日は久しぶり。
智「じゃあ、後でねぇ〜」
「雅紀？迷子になるなよ〜」
智「んふふ」
雅「大丈夫だもーんだ！！」
こうして3人になると、末っ子に戻る雅紀が
可愛くてついつい、からかってしまう。笑
分かるでしょ？この感じ。
「じゃあ、後で」
ゆっくりショッピングするのも、かなり久しぶり
だな〜。
雑誌で見つけて欲しかった服を見にいって、
試着したら気に入ったから購入して。
途中、智にぃや雅紀に会って試着した服を
見たりしてプラプラっとしたら
時間なんてあっという間。
さて。
双子へのプレゼントを決めましょうかね ♪
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作者名：空
| 作成日時：2015年9月4日 6時
