1866.【6】 ページ16
［あらしside］
ゴソゴソ…
まくらもとに ようい してあった かばんから
しんさつどうぐを とりだした しょう。
和「…ん。しなくて、だいじょーぶ、だもん…」
翔「…笑」
和「…へいき、なのに…」
パシッ…
翔「こーら。笑」
かずは たいおんけいを てで おいはらう。
和「いい、の…、やんな、い…」
翔「しー。みんな起きちゃうだろ？笑」
和「むぅ…」
みんなが おきちゃったら こまるのは かずだもん。
ふくれっつらで おとなしくなった。笑
しょうは たいおんけいを はさませた うでを
かるく おさえながら ちょうしんきを あてる。
しんけんな かお。
そのなかにも やさしさが つまっていて…
ぼくね？しょうの このかお だーいすき。
和「…げんき、でしょ？」
翔「ん。大丈夫そうだな。」
和「んっ♪ 」
ねつもなくて ひとあんしん。
しょうは「無理は禁止な？」って もういちど
やくそくさせて それから むなもとを なでる。
和「…りがと。しょ、にぃも寝てね…？」
翔「ん。適当に寝るから大丈夫。目、瞑って？」
和「ん…。おやすみ…」
かずは「あらしも、おやすみ」って ほっぺに
ちゅっ してくれた。
それから すぐに きこえてくる ねいき。
そんな かずの あたまを なでて しょうは つぶやく…
『これ以上…辛くなりませんように…』
たのしい じかんを うしないたくないのは
みんな おんなじ。
もちろん ぼくだって！！
「ウォンッ！！」
あそんで！あそんでー！！
よくあさ かずが げんきに なっているのが
うれしくて おもいっきり はしりまわる。
翔「よかったな、和。」
和「んふふ…ありがと♪ 」
きのうの よるのことは しょうと かずの ひみつ。
わらいあう ふたりのかおが『信頼』で
むすばれてる。
雅「かずー、じゅーん！！川あるよ？いこー！！」
和潤「いくー！！」
「ウォンッ！」
ぼくも！つれてって！！
翔「朝ごはん、川で食べるか」
智「ふふ…そうだね」
あのいきおいの 3にんを とめることは
だれにも できない。笑
それでね…？
翔「ははは！！」
雅「あひゃっ！こんにゃろっ！」
潤「くははっ！！」
智「んふふ…」
和「きゃはっ！くふふっ…」
この5にんの えがおと わらいごえも
だれにも とめられない。
もちろん ぼくだって…わらってるよ？
『ウォンッ♪ 』
かみさま…
ぼくは この かぞくが だいすきです。
いつまでも ずっと まもってください。
5にんの しあわせと ぼくの しあわせを…
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作者名：空
| 作成日時：2015年5月2日 14時
