904.【4】 ページ4
［智にぃside］
雅「3人でお風呂
タイムだよ〜！
ねぇ、何で水かけるって
分かったの〜？」
「ふふ…内緒。笑」
雅「え〜、教えてよ〜」
雅紀は「誰にも言わないから！お願いっ！」
って頼み込んでくる。
確かに気になるもんね…笑
だからね、こっそり教えてあげた。
翔も高校生の頃、同じこと親父にやられたこと
あんだよ。って。笑
「あれは、マジできつかった…」って
かなり堪えてたんだよ。って。笑
雅紀が知らないってことは、
寝た後だったのかもね。
そんなわけで、翔も昔はかなりやんちゃ
だったってこと。
でも、だからこそ躾もしっかり出来る大人に
なったんだろうね。
ちょっと荒療治だけど…笑
それでも、そこには愛があるからね。
だから和も潤も翔が大好き。
潤「あ〜、さっぱりした〜。ねぇ、翔にぃ」
和「ジュース飲もっと！翔にぃも飲む？」
翔「うん、ありがと。髪、早めに乾かせよ？」
そんな話をしてたら風呂から
上がってきた3人。
和も潤も翔にベッタリだ。
かと思えば…
和「智にぃ！髪の毛やって〜？」
ジュースを片手に俺を見上げてきて…
こいつはほんと、甘えるのが上手い。
ドライヤーで乾かしてやれば
すぐにウトウトし出す和。
いつの間にか潤もちゃっかり横に座って
「次、やって？」ってさ。
翔「かーずくん？笑」
翔はすでに夢の中にいる和の向かいに座って
「ちょっと診せてな〜」って診察中。
昔は親父にしょっ中叱られてた翔が
今は弟の体を守る立場だもんね。
両親もきっと「すごい変わりようだな…笑」
って天国でビックリしてるんじゃない？
潤「和、どう？元気？」
翔「うん、大丈夫。元気だよ、心配すんな」
少しぶっきらぼうだけど、頭を撫でて
優しく笑い掛ける翔はカッコ良い。笑
頼れるお兄ちゃんだ。
潤も安心したのか、目を瞑って
ドライヤーの風を気持ち良さそうに浴びてる。
翔「このままリビングで寝せてやろっか…」
結局、リビングのソファーに寄りかかって
スースーと寝息を立てている双子。
あんだけ全力ではしゃいだら、
そりゃ疲れるでしょうよ…
雅紀がリビングに敷いてくれた布団に
双子を寝せてやる翔。
潤も和も安心した顔してぐっすり眠れてる。
翔「何事も経験ってことでさ、今回は
あれで許してやったから。」
智雅「…笑」
「あれで」ってさ。笑
十分堪えてると思うよ？って思った俺ら。
後日2人に聞いたらね「お尻叩かれるより
キツかった…」ってさ。
やっぱりね…笑
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作者名：空
| 作成日時：2013年9月28日 14時
