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［智にぃside］
騒動から2日も
経たないうちに
和の熱はすっかり下がって。
歩「見て？これね、潤にぃちゃんが
教えてくれたの！！」
手に持ったキラキラの手裏剣を
見せてくる歩くん。
歩「和にぃちゃん、一緒にゲームしよっ？」
和「え〜？お前下手くそじゃんっ！笑」
歩「下手くそじゃないもんっ！」
和「ふふっ、わかった、わかった…笑」
双子も歩くんにしっかり謝って
今ではすっかり仲良しだ。
どっから見ても兄弟みたい。
俺らからすると和と潤は永遠に弟だからさ、
兄貴らしくしてる2人に今だに慣れない。笑
歩「あゆむね？明日、退院なの！
和にぃちゃんもでしょ？」
和「うん、そうだよ。」
歩「一緒に翔せんせーにお手紙渡そう？」
和「はっ？」
歩「ありがとう。って書くの！いいでしょ？」
和「俺はやだよ。笑」
歩くんは「なんで？」って目で和のことを
見つめてる。
話を聞きながらケラケラ笑ってる潤。
恥ずかしくてさ、書けるわけないもんね。笑
和「あのな？」
歩「うん。」
和「翔先生は俺のお兄ちゃんなの。」
歩「うん。」
和「ありがとう。ってしてバイバイしても
また家にいるの。」
歩「うん。だから？」
和「…笑」
和が一生懸命に話しても「でも、
和にぃちゃんの先生でしょ？」って
頭に？がいっぱいの歩くん。
和「あー、もう！恥ずかしいの！！」
和はぶっきらぼうに「とにかく俺は
書かないからな」って。笑
歩「ふーん…へんなの！」
歩くんは「でも手伝ってくれる？」って
ニコニコ見上げている。
和「あぁ、いいよ。」
歩「わーい！！やったぁ！」
ベッドに並んで書き始めた2人が可愛くて
写真撮ったら、和に怒られちゃった。笑
歩「ねぇ、ここに『だいすき』って書いて？」
和「なんでだよ…自分で書け！笑」
歩「キレイな字がいいの！」
「あのな？手紙は自分で書かなきゃ
意味ないの。お前が翔先生のこと大好きなら
自分で書かなきゃ。分かる？」って
話してる和。
成長したよね〜。笑
歩「あゆむね？翔せんせーだいすき！！」
和「ふふ…喜ぶんじゃない？」
歩「うんっ！！和にぃちゃんも
翔せんせーのことだいすきでしょ？」
和「え？…あ、うん。」
照れちゃってさ、可愛いんだから。笑
翌日、「はい、お手紙！！和にぃちゃんとね
書こうと思ったんだけど、
恥ずかしいんだって！！」って暴露された和は
「これだからチビは嫌いなんだよ…」って
照れて俯いてた。
小さな友達もたまには良いんじゃない？笑
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作者名：空
| 作成日時：2013年8月8日 7時
