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［翔にぃside］
何かやらかしてるとは
思ってたけど、
まさかへそピとはね…
やっぱ、こいつらのレベルは
いつも俺らの想像を超えるんだよな。笑
「器械、使い回しただろ？」
予想通り、コクンと頷く2人。
ただでさえ化膿しやすい箇所なのに
自分達で開けて、さらにこの気候じゃ
化膿しない方がおかしいって…
「薬塗ってるだけじゃ治らないよ？」
どうせ、痛いからって、大して洗わずに
薬だけ適当に塗ってたんだろう。
「もう塞いでいいの？」
ピアス通してないってことは、
塞ぎたいんだろうけど一応ね、確認。
もしまだピアスつけたいなら、
話し合いが必要だろうからね。笑
和「もう、いい…」
潤「うん…痛いから…」
「じゃあ、ちゃんと消毒して治すよ？
今ならまだ目立たなくなるから。いいね？」
和潤「…はい」
素直に頷く2人だけど
目が完全に怯えきってる。
「何されんの？」って
顔に書いてあるんですけど…笑
そんな和と潤を見て、智にぃが一度Tシャツを
戻してくれて近くに座った。
雅紀は紅茶を入れてくれてる。
智「開けたくなったの？」
揃ってコクンと頷いた双子は
こうなった経緯を説明してる。
和潤「…ごめんな、さい」
智「やりたくなるのは仕方ないよ？
でもさ、相談くらいできるよね？」
和潤「…うん」
智「今回だって、もう少し冷静に考える時間が
あれば開けずに済んだんじゃない？」
和潤「…うん。」
智「嘘つくの大変だろ？痛い思いしてさ、
嘘ついて叱られて…良いこと一つもないね…」
和潤「うん…」
智「俺らだってさ、何でもかんでも
駄目とは言わないから。」
和潤「ん…知ってる…」
智「反省してるのね？」
和潤「…はい」
智にぃは「よし。」って笑って
和と潤の頭を撫でる。
智「じゃあ、翔先生に診てもらいなね？」
和潤「…」
これには、さすがに素直に頷けない2人。笑
智「そんな顔しないの。」
雅「ほら、紅茶飲んでからにする〜？」
雅紀に紅茶を手渡されて
チビチビ飲み始めた双子は俺を警戒中。
別にいじめないって…笑
フニャッて笑ってくれる智にぃと
雅紀の紅茶のお蔭で少しリラックス
したみたい。
「さてと…診せてごらん？」
和潤「…たく、しないで、ね…？」
こんな時まで息ピッタリかよ！！笑
「消毒はするよ？」
和潤「…うん、触らない、で…？」
「触んないで、どーやって消毒すんだよ？笑」
和潤「…ふふ。無理…だよね…？」
よかった…
無茶なお願いだって
分かってるみたい…笑
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作者名：空
| 作成日時：2013年8月8日 7時
