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［翔にぃside］
和はもともと食が細い。
体調は悪そうじゃないから
大丈夫だとは思うけど、
沢山はしゃいだから少しは食べてもらわないと
明日までもたないからね…
智「かず〜、違う魚もあるよ？
こっちも食べてみる？」
和「うんっ！頭はあらしにあげる〜」
受け答えもしっかりしてるし元気そうだ。
雅「ねぇ、ご飯も炊いてみたよ？食べる？」
潤「うまそ〜！食べたいっ！」
潤はトコトコと雅紀の傍に行って、
「こっちにも少し入れて？」って
和の分ももらってきてくれた。
こういう潤の優しさも昔から変わらない。
決して無理矢理とか押し付けではなくて、
自然に和が口に運ぶようにもっていけるのは
潤が一番上手かもしれない。
和「おいし〜」
潤「ね〜」
雅紀は向かい合って食べる2人を
パシャパシャ撮影。
だんだんと調子づいてきた和は「ピーマンと
お肉もちょーだい！」って網のところに
寄ってくるようになって。
俺らは一安心。
せっかくの楽しいキャンプだから
最後まで楽しい時間を過ごして欲しいからね。
智「夜食にもなるし、とりあえず残りも
焼いちゃうからね〜」
和「お皿にのせる〜」
潤「俺もやる〜」
和と潤は焼けたものから、どんどんお皿に
のせてくれてる。
和「ビールどーぞー！！」
潤「俺らはジュース！！」
合間に冷えたビールを差し入れしてくれて。
それにも飽きれば、こんどは河原を
走りまわって遊んでるし。
智「暗くなってきたから、足元よく見てね？」
和潤雅「はーい！！」
「ウォンッ！」
いつの間にかメンバー増えてるし…笑
雅「ここに、これを積めばさ、ほら！」
和潤「すごーい！！」
双子の歓声が聞こえたから行ってみたら、
雅紀は石で川の水を止めて
ダムみたいにして遊んでる。
和「きゃはっ！どんどん溜まってく〜！」
石をどかしながら楽しむ和は
すごく良い顔をしていて。
智にぃもそう思ったのか、雅紀のカメラで
しっかり撮影してるし。笑
潤「もっと大きくしようよ！！
ねぇ、見て翔にぃ！智にぃも！！」
潤もすっかり末っ子さんの顔。
「翔にぃもやろ！」って手を引っ張ってきて
ほんとに可愛い。笑
俺らはシャワーの代わりにする気持ちで
それからしばらくバシャバシャ水で遊んで
テントの中で揃って着替えをした。
「音だけ聴かせて？」
そのままの流れで聴診したら、和は大人しく
していてくれて。
「音もバッチリ。熱もないね」って
俺の言葉に「花火〜！」って
テントを飛び出していった。
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作者名：空
| 作成日時：2013年7月16日 5時
