706.【6】3人の悪ガキ ページ6
［智にぃside］
健「おはよ〜！
一緒に食べよ〜？」
翌朝、自分の朝食トレーを持って
病室を訪ねてきた健。
和「おはよ、たけ！」
和は元気に起きれたものの…
潤「…ねみー。パス…」
潤は再び眠ってしまった…笑
昨日は消灯過ぎても、ゲームしてたからね、
3人で。
翔に見つかって、説教されながら
健が病室に連れていかれた後も
大はしゃぎだったから寝不足なんだろう…
寝かせておいてやるか。
とりあえず潤は寝かせたまま3人で朝食。
トレーを下げて着替えてきた健は
まだ眠っている潤を見て、膨れっ面だ。笑
健「あれ〜？まだ寝てんの？
時間もったいないよ？潤〜、起きろよ〜」
和「ふふ…潤は寝坊助さんだから。笑」
3人揃うと、潤はすっかり末っ子扱い。
翔「おはよ〜！」
健「あ！翔せんせ〜！！」
翔「お！退院？」
健「うん！！さっき先生に診察してもらって
きた。翔せんせ〜に、しっかりお礼しとけって
言われたよ〜！」
健は翔に駆け寄っていって「昨日は
ありがとうございました」ってペコっと
お辞儀した。
翔「はは。どういたしまして。」
翔が「かわいいな〜」って言いながら
健の頭を撫でるもんだから
和がちょっと妬いちゃってる。笑
和「翔にぃ！！36.3℃！ほら！」
それを素直に表現できない和は
ぶっきらぼうに体温計を翔に突き付けた。笑
翔は「なに怒ってんだよ〜」って苦笑い。
ほんと鈍感なんだから、困っちゃうわ…
翔「潤？いつまでも寝てると健が
帰っちゃうよ？」
翔は潤に体温計を挟ませながら
軽く肩を叩いた。
そのまま軽く聴診もしてやってる。
翔「呼吸音は問題ないね。ちょっと微熱だけど
大人しくしてれば大丈夫だな。」
潤「…はんは？」
翔「んー？」
潤「ご飯は？」
翔「はは。お腹空いたの？
下げられちゃうよ？早く食べな？」
食欲も出てきたみたいで安心。
昨日までは、割と事務的に食べてたから。笑
翔は半分寝ぼけたままの潤を起こしてやって
食べるように促してやる。
隣のベッドでは、すっかりお楽しみムードの
和と健。
和「たけ、うまい！！ジャンプ！ジャンプ！」
健「初ボス！！」
和「きゃはっ！」
翔「かずー、診察させてー？」
和「えー？今むりー！！」
翔「だーめ！」
和「…！いてっ！」
調子にのるから頭を小突かれた。
ほんと学ばないんだからさ…
和は「もう…暴力兄貴！！ばか！」って
膨れながら診察を受けた。笑
それを見て健は楽しそうに笑っている…
そんな温かい空間…
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作者名：空
| 作成日時：2013年6月20日 18時
