556.【約束】 ページ6
［雅にぃside］
たまに大きなことを
やらかしてしまうのが、和。笑
水分の過剰摂取…
この間、叱られて約束したから
今日は利尿剤を打たれる…
翔にぃに「ラグの上にうつ伏せで寝なさい」と
迫られて、和は必死になって首を振る。
和「…！ごめん、なさい。もう、しない」
翔「駄目。この間、それで約束したんでしょ？
次はないよって言っただろ。だから駄目。」
和「ほんとにしない。もう、絶対しない…
智にぃ、可哀想だからって言って？」
智にぃを見上げて哀願する和。
自分で「可哀想」って言うなんて…笑
思わず笑いそうになる。
智「和、今回は駄目なんじゃない？
やりたいようにやったんだから、
仕方ないんじゃない？」
和「んーん。お願い。もう、絶対しない…
約束するから。お願い…」
翔「いや、約束しても守らなかったから
こうなってんだろ？許してもらえると
思ってやったんなら、大間違い。
体は限界だから。駄目。」
和「やだ！離して！お願い！」
翔「駄目。諦めな。」
和「やだ、やだ、やだー！
離せ、ばか！鬼！」
翔「こら、調子のんな！」
翔にぃが新聞で頭をはたいたから、
いい音がリビングに響く。笑
智「和？諦めて、ちゃんと反省して。
翔が厳しいの知っててやったんだから
助けてあげられないよ？大人しくして。」
和「あ、やだ！痛いのやだ！離して！やだ！」
翔「こら、逃げないの。はい、ごろーん。笑」
智にぃに掴まれた手を払って
逃げようとしたけど
和は翔にぃに捕まって
ラグの上に寝せられた。
潤「はぁ…だから、やめとけって言ったのに」
キッチンで洗い物をしてくれながら
潤が溜め息をついた。
潤のいう通りだ…
前回も今回も途中で「飲み過ぎ」って
潤が警告してくれていたらしい…
それを無視しちゃ救いようがない。笑
和「やだ！…ちゃんと守るから！
…いい、子にする！」
翔「そうだな。そしたら痛い思いしなくて
済むもんな。次からは、ちゃんと守って
いい子にできると助かるな。笑」
翔にぃは喋りながら、和のことをうつ伏せで
抑えて、足の上にのっかる。
和「…やだ！次からじゃなくて、今から
いい子にするから！守るから。」
翔「だーめ。それは先の話しでしょ？
今から打つのは、今日、和が飲み過ぎた分。
体がもたなくて辛くなるのは和なんだから、
ちょっと我慢して打っとけば後がラクだから」
和「んーん、痛いのやだ！だめ！」
翔「はは。だめ！はこっちのセリフ。笑」
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作者名：空
| 作成日時：2013年4月15日 18時
