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［翔にぃside］
母「まさき？」
双子を泣き止ませた母さんは
「ごめんね…」って雅紀の頭をポンポンする。
雅「んーん。そんなことない。
前と変わってないもん。俺が間違えた。」
雅紀は「あひゃ！」って笑った後、
和と潤に「ごめんな〜」って謝ってる。
ほんと優しくて素直で良い子。笑
潤「しゅきっ！」
和「ん〜！！」
双子ちゃんも雅紀の愛を感じてるのか
構ってオーラを出して、まとわり付いてる。
そんな様子を食卓からニコニコ見てる親父。
雅紀がどんなバカやっても
「その真っ直ぐさがいい」「その笑顔がいい」
って、いつでも認めてるもんね。
親父にとっても母さんにとっても…
そんで俺や智にぃにとってもさ、
雅紀はかけがえのない大切な存在。
家族がどんなに増えても、弟がどんなに
増えても雅紀は雅紀だよ。
ずっと大事だし、可愛い弟。
たまにはストレートにそうやって伝えて
やるのも良いのかもしれないね。
照れくさいけど…笑
雅「お馬さんしてやろっか？」
和「きゃっ！」
潤「じゅっ！じゅっ！」
雅「はいはい、順番こね〜」
お兄ちゃんぶってる雅紀も可愛い。
でもさ…
母「まさき？まだ一人で座ってられないから
お馬さんはやめて…笑」
母さんに焦って止められてる。笑
雅「じゃあ、ひこうきにする？」
和「きゃ〜！」
雅「ぶい〜んっ！ぶい〜んっ！」
ゴツンッ！
和「ぎゃー」
雅「あひゃ！ごめんね…？」
やってる本人がテンション上がり過ぎるから
壁に激突。
それを見てるのに潤は「じゅっ！」って
やって欲しがってる。
俺なら絶対に嫌だけどね。笑
雅「は〜い！出発〜！」
潤「きゃっ！きゃ〜！！」
雅「あひゃひゃ！スピードアップします！」
潤「きゃっ！ぱ〜！」
父「ふふ…よかったな〜、じゅん！」
潤の笑顔も可愛いけど、やっぱり雅紀の
笑顔が最高。
その夜「翔ちゃん！これ宿題なんだけどさ、
やるの忘れてたっ！やって？」
「教えて」じゃなくて「やって」かよ…
駄目だと分かっているけど、
見上げて可愛くねだられたら
駄目なんて言えねーよ。笑
「今回だけだからな？」
雅「あひゃ！ありがと！じゃあ、ここで
見てるね〜！！」
ベッドに座ってじっと見つめてくる。
「俺の字でいいの？」
雅「あっ、駄目だよね、バレちゃう。」
…笑
俺が違う紙に解いた問題を必死に写してる。
雅紀には暗号に思えるんだろうな。笑
「最後の問題解いてみ？」って言ったら
「朝までかかるよ〜」ってさ。
まったく…
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作者名：空
| 作成日時：2013年10月5日 20時
