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［智にぃside］
まだブクブクって
うがいはできないから
コップに水を入れて飲ませる。
母ちゃんがやってるの見ててよかった。
そんで次は和。
雅紀に抱っこされて、ご機嫌さんだから
そのままやっちゃうか。
「まさき〜？ここに寝かせて？」
雅「ん？あぁ、了解！」
雅紀は優しく笑って「はい、ごろーん」って
和を膝に寝かせてくれた。
和「んっ、や〜」
こいつは何かにつけて手強い。笑
起き上がろうとしたところを雅紀に止められて
ヒクッって目に涙を溜めてる…
「歯みがきだけだもん、泣かないよ〜？」
和「や〜」
ヒックヒックと泣き始めた和。
本格的に泣く前に終わらせるか。
和「やっ、や〜」
「はいはい、もう終わるよ〜」
和「ぎゃ〜」
「…笑」
間に合わなかったか…笑
まぁ、口も大きく開いてるし磨きやすくて
助かるけど。
綺麗な涙が次から次へとポロポロ。
可哀想になってきちゃった…
「おしまいね〜」
雅「よかったね〜、おしまいだって。ね？」
抱き上げられて背中をポンポンされたら
ピタッと泣き止んだ。
嫌なことから解放されれば泣く理由は
ないもんね。
「いいこだったねぇ〜」って頭を撫でたら
ニコって笑ってきて。
ほんと可愛くて堪んない。笑
よく母ちゃんが「食べちゃいたい」って
言ってるけど、その気持ちがよく分かる。
ヒクッてしゃっくりしてるけど
それでもニコニコってして見つめてきて。
思わず「どんだけ可愛いんだよ〜」って
にやけちゃった。笑
翔も雅紀もケラケラ笑ってる。
「いいもん、可愛いから。ねぇ〜」
和「きゃっ！」
両手広げてきたから、雅紀から受けとって
ほっぺにチュッ。
高校生にもなって弟ができると思ってなかったし
こんなに大切って思える存在に出会えて
幸せだなって思うよ…
「かずもお水飲もうねぇ〜」
和「あっ！あっ！きゃっ！」
「んふふ…どーぞ。」
落としそうで危なっかしいから
ちょこっと支えながら飲ませてやる。
そんなんしてたら母ちゃんから「仲良く
やってますかぁ〜？」ってメールがきて。
5人でソファーに座って写真撮って添付した。
すぐに「ありがとう」って返信と
「寝かせるの大変だと思うけど、よろしくね〜」
って2人で仲良く呑んでる写真が送られてきた。
両親が仲良いのって嬉しい。
潤「じゅーもっ！」
「んふふ…見たいの？」
潤に携帯奪われた。笑
潤「まっ！ぱっ！」
雅「すごいね〜、正解だねぇ〜」
潤は写真を見てニコニコしてる。
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作者名：空
| 作成日時：2013年10月5日 20時
