20.【14】歯みがき ページ20
［翔にぃside］
智「アイス食べる人〜？」
智にぃがアイスをチラつかせたら…
潤「あいっ！」
和「あいっ！」
って可愛い返事と…
雅「は〜いっ！」
って大きな返事が聞こえてきた。笑
智「お前には聞いてないの〜。笑」
雅紀は「なんでぇ〜、俺も欲しい〜」って
甘々な声出して智にぃの傍に寄っていく。
智「しょーがねーな…笑」
雅「やった！智にぃ、ありがとっ！」
潤「あーとっ！」
和「きゃっ！」
こういう真っ直ぐな所は、どんどん雅紀に
似て欲しいって思う。
おバカな所は少しだけね？笑
智「座って食べるよ〜？」
潤「きゃっ！ましゃっ！」
智「ほら、雅紀が座んないから〜。笑」
雅紀が歩きながら食べるから、双子が
気になって仕方ないみたい。
雅「真似しなくていいの〜。おすわりは？」
潤「んっ！」
雅「あひゃ！いいこだね〜」
雅紀がラグに座ったら真似した潤。
どんなお兄ちゃんでも潤にとっては見本。笑
お行儀よくしてもらわなきゃね。
雅「かずは？抱っこしてやろっか？」
和「きゃっ！」
手をのばしたら嬉しそうに笑う。
腕の中におさまって満足そうだ…
智「よかったねぇ〜。」
智にぃは笑いながら歯ブラシを2本持ってきた。
「そっか。まだ歯みがきしてないもんね」
智「うん。美味しいの食べた後だから
ご機嫌さんだもんねぇ〜」
まだ数本しか歯が生えてなくても
歯みがきは大切らしい。
俺らの歯が綺麗なのも、母さんがいつも丁寧に
磨いてくれてたからなんだろう。
智「ふふ…食べ終わったみたい。
潤から磨いちゃおっか。」
潤を受け取って、智にぃの膝に頭をのせる様に
寝かせる。
「はい、ごろ〜ん」
潤「や〜」
「やだじゃないの。笑」
智「歯磨くだけ。いつもと同じ。ね？」
歯ブラシをプラプラさせたら興味深そうに
見つめて手をのばす。
智「そうそう。これでキレイにしようねぇ〜」
潤「ん〜…」
智「ふふ…何怒ってんの〜？笑」
歯ブラシを口に入れようとしたら、途端に
機嫌が悪くなった潤。
それでも笑いながら唇に触れて歯磨きを開始
する智にぃ。
潤「ん〜…や〜」
智「キレイな歯だね〜。ピカピカ〜」
潤「ん〜…」
手を口に持っていこうとするから
握って気を逸らす。
潤「や〜！ぎゃ〜」
あーあ…我慢の限界だね…
智「おしまいにしようかな〜」
苦笑いした智にぃはパパッと終わりに
してくれた。
歯みがき一つでこんなに大変とはね…
学ぶことがいっぱいだ。笑
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作者名：空
| 作成日時：2013年10月5日 20時
