18.【12】夕飯 ページ18
［智にぃside］
雅「ねぇ〜、
和と潤のは短く
折るんでしょ？」
和と潤を任せて、俺と翔で夕飯の支度を
始めたんだけど、どうやら構ってちゃん
らしい雅紀。笑
「折るの俺がやりた〜い！」って
リビングから甘えた声出してくる。
翔「はは！やらせてやるか！笑」
「キッチン狭いから、騒がしい雅は
いなくていい。笑」って笑ってた翔も
「おいで、雅紀！」って声を掛けてくれた。
雅「やったぁ！双子ちゃん歩行器に乗せて
おいたからぁ！！」
バタバタとキッチンに入ってきて手を
洗う雅紀。
その後ろからカラカラと歩行器2台が
やってきた。笑
潤「ましゃ！」
和「んっ！きゃっ！」
雅「むりー、俺は今、忙しいの！笑」
お兄ちゃんぶっちゃって。笑
翔と顔を見合わせて笑い合う。
でも「食べやすいの作ってやるからな？」って
優しい視線を送りながら、パスタをポキポキと
折っていく雅紀は、やっぱりお兄ちゃん。
騒がしくてバタバタして、1年前までは
末っ子にしか見えなかったのに不思議…
雅「ねぇ、グラムってどうやって計んの？」
「これだと、すごい少なくない？」って
首を傾げてる。
智「お皿の重さ引かなきゃ。計算して？」
雅「あひゃ！そっか！」
やっぱ騒がしい、末っ子だわ…笑
［翔にぃside］
雅「ねぇ、今バカって思ったでしょ？」
「…笑。別に…思ってねーよ？」
雅「うそだぁ〜！」
「…ちょっと、重いって…笑」
「ほんとは思ったんでしょ〜」「分かるん
だからね〜？」って引っ付いてくる。
「自覚あんなら、バカなんじゃねーの？笑」
からかったらプクッと膨れて「いじわる〜」って
甘えた声出して。
反抗心もなくさ、こうやって末っ子のままで
居てくれるのは嬉しいけどね。
可愛いし。
まぁ、直接は言ってやらないけど…笑
雅「あっ！いい匂いっ！おいしそ〜！」
智にぃがミートソースを火にかけたから
キッチンがいい匂いで、いっぱいになった。
潤「まんまっ！」
和「きゃ！」
双子も大好きな匂いだから、大喜び。
智「いい匂いだねぇ〜」
智にぃは「じゃ、後はお二人さんに
頼みま〜す」ってキッチンから出てった。笑
双子はカラカラ〜って歩行器を鳴らしながら
ついていく。
「はは！カルガモの親子みて〜。笑」
雅「ねっ！かわいいね〜」
「お前は今も小ガモみたいだけどな！笑」
雅紀は、またプクッと膨れて
「からかわないで〜」って。
反応が面白いし、可愛いからついね…笑
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作者名：空
| 作成日時：2013年10月5日 20時
