13.【7】お散歩 ページ13
［翔にぃside］
潤「っ！ブーッ！」
「はいはい、
これに乗って行くのね？」
和「あっ！あっ！」
智「ん？和も乗って行く？」
公園には、お気に入りのマイカーで
行くらしい。笑
まだ座るだけだから、後ろから俺らが押すん
だけどね。
嬉しそうにマイカーに乗った双子を
智にぃと俺で押してやる。
雅紀はね、なぜか虫取り網持って
トンボ追いかけてんの。笑
双子に見せてあげたいらしい。
雅「ほら、捕まえた〜！！」
和「あっ！」
網の中でバタバタと動くトンボに興味を
もった和はニコニコ。
雅「すごいだろ〜？」
潤「じゅ〜！」
雅「ん？潤も見たいの？」
雅紀は潤にトンボを見せながら「ほら、
と・ん・ぼ！！」っさ。笑
潤「っ…んぼっ！」
雅「そうそう。笑」
上手く言えない潤をからかうのが
楽しいらしい雅紀。
潤「…んぼっ！」
「んぼ！になってんじゃんかよ…笑」
智「にぃちゃん、ちゃんと教えてやれよ〜」
雅紀は「あひゃ！」って笑いながら
俺らから逃げてった。
公園までは徒歩10分くらいで到着。
砂場に双子を降ろして、おもちゃセットで
適当に遊ばせる。
智「こうやって…ケーキですよ〜！」
バケツに砂を入れて、ひっくり返して
大きなケーキを作ってあげる智にぃ。
双子は喜んで手をパチパチ叩いてる。
雅「俺はお山〜！ここにトンネル掘ろっと！」
雅紀は双子にお構いなし。
大きな砂山を作って自己満足だ。笑
雅「あ！懐かしい〜、ブランコ〜！！」
雅紀は色んなものに興味があるみたい。
砂山そっちのけで、ブランコ目指して
走っていった。
そんな雅紀をキョトンと見ている和と潤。
2人にとっても雅紀の存在は興味深くて
未知なのかもしれないね。
そして雅紀はとにかく余計な事をする。笑
今も「乗りたい」なんて一言も言ってない和を
抱き上げてブランコに座らせてる。
智「まだ掴まれないから…気を付けろよ？」
雅「え？あ、うん！」
これは分かってない時の返事。笑
でもさすがに、上手く乗れないと分かったのか
抱っこして一緒に乗ってあげてて
ちょっと安心。
「ここにギュッと掴まって？」って指導してる
時は、どうなることかと思ったよ…笑
智「ふふ…なんだかんだ、お兄ちゃん
してんじゃん。」
「ねぇ。」
そんな会話をしながら雅紀を見る。
和も風にあたって気持ち良さそうだ。
雅「ねぇ、見て〜？和、笑ってる〜？」
和を支えてた手を離して俺らに手を振る雅紀。
ズリッ
和の体が滑り落ちる…
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作者名：空
| 作成日時：2013年10月5日 20時
