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［雅にぃside］
翔にぃが
準備をしに
部屋を出ていって、
智にぃも「あんま人が多くない方が
いいよね」って、潤を連れて出て行った。
相変わらず苦しそうに
目を閉じている和だったけど、
翔にぃが部屋に入ってきて
準備を始めると、不安そうに
それを見つめている…
翔「だいじょうぶだよ…
すぐ入れてやるから。」
優しく微笑んだ翔にぃに安心したのか、
和はまた目を閉じた。
翔「かず？なるべく痛くならないように、
ちょっとゼリーみたいなの入れるからね。
気持ち悪いけど、
じっとしてるんだよ〜。」
翔にぃが少し顎を持ち上げて、
それを入れてやるとビクッと和が反応した。
翔「よし、いいよ〜。えらいね。
じゃあ、チューブ入れてくからね。」
「お、えらいね、かず。頑張れてるね〜！！」
和「んー、くるし…」
最初こそ順調だったものの
まだ半分も入っていないところで
和が嫌がり出してしまう…
翔「あ、かず…ダメだよ。
手は横に置いといて。」
和「んー、や、やだ。くるし…いよ…」
翔「苦しいね、じっとしてたら
すぐ入っちゃうから、ね？」
首を振って、
翔にぃの手から逃れようとする和。
翔「雅紀、智にぃ呼んで？」
すぐにコールボタンを押して、
智にぃにサポートを頼む。
翔「智にぃ、ごめん…
和の顔、動かないように押さえて？」
智「了解。かず？
嫌なの分かるけど、ちょっと我慢ね。
じっとしてようね〜。」
和「やだ、しょ、にぃ…ぬいて…」
翔「だいじょうぶ…
もうすぐ終わるから。ね？
はい、手は雅紀に握ってもらおうね」
結局、俺に手を押さえられ
智にぃに顔を押さえられる和。
痛いし、苦しいのだろう…
自由になる足をバタバタして
抵抗を続けている…
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作者名：空
| 作成日時：2012年10月20日 15時
