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6.【4】 ページ6
［和side］
病気って
分かった時は
まだ10歳。
いきなり入院って言われて
痛い検査いっぱいされて
副作用に苦しんで…
でも、にぃ達がいつも言ってくれてた…
「ずっと5人でいよう」ってね。
5人でってことは、
俺も生きていなきゃいけないわけで…
死なないわけで…
その言葉が
底なしの安心感を与えてくれてたんだ。
にぃ達は俺がやりたいことをさせてくれる。
その為にどうすればいいのか
考えてくれてるんだ。
強要したり、頭ごなしにダメって
言われたことないから、
病気を恨んだり、
引き目に感じことないよ。
すごいでしょ？笑
だだ、今は自分の体より
やりたいことが優先なんだ。
反抗期なのかな。
にぃ達に言われても素直に受けとめられない。
それに、自分が治療法がない病気だってことも
分かってるし。
入院とかしたらさ、
嫌でも病室にいなきゃいけないし、
体調チェックもされちゃうからね。
今だけワガママ言わせて…
学校行きたい。
潤や友達と一緒にいたいんだ…
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作者名：空
| 作成日時：2012年10月20日 15時
