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17.【10】座薬 ページ17
［和side］
俺の具合が良い時も
悪い時も、
にぃ達や潤の、俺に対する対応は変わらない。
いつもそれに安心感を抱いていた。
聴診が終わって
雅にぃが薬を持って戻ってきたくれた。
布団から顔を出した俺を見て、
太陽のような笑顔をくれる。
雅「かず、熱が高いからさ…
とりあえず解熱剤ね？」
俺は尖端恐怖症だから…
なるべく針は刺さなくて済むように、
にぃ達が薬を選んでくれる。
解熱剤や痛み止めは座薬。
智「かず…熱下げて少し楽になろう？
すぐ入れてあげるから」
智にぃが優しく頭を撫でてくれる。
心地いい…
座薬は大抵、智にぃか翔にぃが入れてくれる。
緊急の時とか
意識が朦朧としている時は
雅にぃが入れることもあるみたい。
だけど、俺はそれを憶えてない。
雅にぃに入れてもらうなんて、
考えただけで恥ずかしい…笑
雅にぃは座薬を智にぃに渡して
「飲み物、とってくるね」って部屋を出て行った。
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作者名：空
| 作成日時：2012年10月20日 15時
