1745.【3】 ページ45
［潤side］
行きの車では
気持ち悪くなっちゃって
最悪だったけど…
雪合戦しているうちに、すっかり良くなった。笑
そして、あっという間にスキー場。
智「滑れる気しないよ…笑」
雅「大丈夫。俺が教えてあげるから」
和「え〜、雅にぃはやだっ！」
雅「このやろっ！」
和「きゃはっ！」
「スノーボードやろう！」って話で
旅行に来たんだけど…
「何か、こわい…」
翔「はは！すぐ慣れるから大丈夫。
お前ら運動神経いいんだから。な？」
1枚の板に両足がくっ付くと思うと、ちょっと怖い…
翔にぃと雅にぃは学生の頃とか、やったこと
あるから「久しぶり〜」「楽しみ〜」って
テンション上がってる。笑
とりあえず簡単に基礎だけ教えてもらって
リフトに乗って初心者コース。
リフトから降りる時も「ボードに足乗せたら
俺にくっ付いてれば連れてってやるから」って
言ってリードしてくれた翔にぃ。
やっぱカッコいいや。笑
和「ばか…痛かったじゃんっ！」
雅にぃは、和と智にぃにしがみ付かれて、揃って
豪快に転んでた。笑
翔「付けれた？じゃあ、降りてみよっか？」
智「んふふ…俺、最後でいーや。笑」
雅にぃは和に「俺も翔にぃがいい！」って
言われて「じゃ、1回滑ってから
また登ってくるわ！そしたら翔ちゃんと
交代するから！」って勢いよく一人で滑っていく。
「すげー…」
和「上手いんじゃん」
和が「かっこいい…」ってボソッと呟いたのに
みんな気が付いたけど、あえてなにも言わない。笑
本人から素直に出た言葉だからね。
翔「よし、じゃあ潤から滑ってみような」
「ん…手離さないでね…？」
初心者コースとはいえ、俺からしてみたら
結構な斜面。
でも翔にぃが前に来てくれて、両手を握って
くれるから安心出来た。
翔にぃは何度も「上手い」って褒めてくれるから
だんだん自信がついて、何度か練習するうちに
滑れるようになった。
智にぃも和も運動神経良いから滑れるようには
なったんだけど…
智和「疲れたぁ〜、休憩した〜い…」
翔「じゃあ、下のカフェでもいこっか」
お昼前に休憩モード。笑
「俺、もう一回だけ上から滑ってくる！」
翔「じゃあ、5人で上いって降りてきて休憩に
するか！」
智和「や〜だぁ〜…笑」
雅「リフトすごい混んできたよ？
また後でにしたら？」
「やだっ！今、滑りたい！！」
俺は俺で我儘ね。笑
結局、翔にぃが休憩組を連れて下のカフェまで
滑ることになった。
雅「じゃあ、リフト並ぶか！」
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作者名：空
| 作成日時：2014年12月2日 18時
