only princess【King&Prince】

寝落ち ページ3

　
　
　
　
　
　


永瀬 side









『廉〜！宿題分かんないから教えて？』




廉「ん、ええよ」






偉いよなぁ、芸能人だからって特別扱いしてもらってる訳やないのに



山のように出る課題やレポートをちゃんと提出して。




楽屋の机にはいつもノートや大量のプリント、時にはテストが散らばってる日やってある。







『廉？』




廉「あぁ ごめんごめん、どこが分からんの？」




『ここの方程式なんだけどね、授業受けてなくて』




廉「そっか」







受けてないんやなくて"受けれてない"



こんなにハードなスケジュール、俺でも疲れるのに。




行ける時間には学校で勉強して、帰れば取材にテレビのロケの撮影、雑誌の撮影。



有り得ん量の仕事をまだ未成年の女の子がこなしてる。








廉「それで、ここがイコールで結ばれてるやろ？」




『........』




廉「A、、？」






さっきまで小さな声で返事をしてたはずのAは、いつの間にか寝息を立てとって。






廉「えっ？笑 」






そんなんもう、かわいすぎるやん。


ポケットからスマホを取り出して 3枚くらい写真を撮って。







廉「ごめんなぁ......」






机で寝させるわけにはいかんから かっるい身体を抱き上げてソファに下ろす。










後々聞いたら "廉の声、落ち着くから" って。



そんなんいくらでも勉強教えてやるで？









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