一粒六色。3【苺】【stxxx】【体調不良】 (ページ43)

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だから、だけど、理由を聞かせて【橙くん・胃腸炎】【わたがしさんリク】ページ43

読み方は「だから、だけど、わけをきかせて」です。

ジェルくんの胃腸炎。ストレス性にします。全員看病です。

いつもよりネタ。

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ジェルくんside

最近ある理由があって、徹夜を繰り返している。

ある理由ってなんや？って思うと思うけど、秘密。

恥ずかしい理由や。教える必要もない。

理由のきっかけに会いにいく。

今日は莉犬んちで軽い会議がある。

でも、この頃の睡眠不足でか、お腹がぐるぐるする。

迷惑はかけないように。そう心に誓って空の青さへ飛び込む。

光が眩しくて、まるでみんなみたいだな、と思いながら莉犬の家へ向かった。

さとみくんside

ジ「おまたせ、遅くなってごめんな？」

遅刻ではないが、ジェルにしては俺より遅くに来た。

な「全然大丈夫！まだ始まってないし」

入って入って、と莉犬がなぜか上機嫌にジェルを促す。

こ「ぐっへへぇｗ」

ころんが変な声で笑ってる。突っ込んだろ。

「何に笑ってんだよｗ」

こ「んへへ、なんでもないー」

ジ「なんやそれｗ」

会話に混ざってきたジェルの声がいつもより乾いているというか、元気がないというか。

よく見るとジェルの目の下には隈ができていた。

「…ジェル？」

ジ「ん、なんやさとちゃん」

「お前、最近寝てる？」

ジ「まぁまぁ…」

やっぱりなんかおかしい。

俺らの会話を聞いていたなーくんがジェルをソファに誘う。

な「ジェルくん、一回座りな？」

俺となーくんがジェルを挟むように座る。

な「ジェルくん、顔色悪いよ。大丈夫じゃないでしょ、」

ジ「ん、だいじょうぶ、やから」

大丈夫なわけ、ないやろ。

ジェルを俺の方に寄りかからせる。

するとジェルはふぅっと息を吐いたあと、目を閉じて眉を寄せていた。

さ「やっぱり、大丈夫じゃねぇだろ？」

雰囲気を感じ取ったのか、子供組のみんなも寄ってきた。

こ「じぇるくん大丈夫？」

莉「おみず持ってくる！」

ジ「、ん…ごめん、迷惑」

まーたこいつはこんなこと言いやがる。

る「全然迷惑なんかじゃないですよ。それより、どこが辛いですか？」

声を張らないるぅとの声は優しい風のようにジェルを撫でてくれる。

少し安心したように、でも苦しそうに言った。

ジ「、っ、ちょっと、きもちわるくて」

る「辛いですね…莉犬！袋ある？」

るぅとがそっとジェルの頭を撫でる。

俺は刺激しない程度に背中をさすった。