NO.23 かっちゃん ページ31
俺の個性二つ持ち騒ぎは、次の授業を担当する先生が来たため一旦終わった。
そして、休み時間になるとクラスメイトから質問の嵐に、正直めんどくせぇと思いながら適当に受け答えしていたら、いつの間にか放課後になっていた。
「A組みんなで買い物行こうよ！」
「いいねぇ！！Aも来るよなぁ！？」
『断ったら？』
「無理やりにでも！！」
『だと思った。行けばいいんだろ！』
電気のいつも通りであるノリに若干呆れながらも、買い物に行く事を承諾した俺は、電気の話を聞かずにある二人の会話を聞いていた。
「おい爆豪、お前も来い！」
「行ってたまるか、かったりィ」
『え、来ねぇのか爆豪』
「あ？」
俺と似た髪色をした切島と、緑谷の幼馴染である爆豪の話に割り込んだ俺は、爆豪に睨まれてしまったが問答無用で話を続けようとする。
『買い物は木椰区ショッピングモールに行くんだろ？
そこにある激辛専門店があるんだけどさ……一緒に食いに行かねぇ？』
「なんでテメェと行かないといけねぇんだ」
『爆豪が辛い物が好きだと聞いて』
「クソが、誰から情報だ！！」
『緑谷』
俺が緑谷という名前を言った瞬間、少し遠くに居た当の本人はこちらをゆっくり向き苦笑いした。
そんな緑谷に、一目散に怒鳴り散らしている爆豪を見て、緑谷ごめんな…と心の中で謝っといた。
『んで、爆豪行くかー？』
「誰がテメェと行くか！！クソ傷痕野郎が！！」
『クソ傷痕野郎って……』
爆豪がこういう性格なのは緑谷から聞いていたから若干知っていたが、やっぱムカつくもんはムカつくので、俺は負けじと口を開いた。
『そうだよなー！あそこの店結構辛いって評判だし、そういう理由で断る意味分るわー』
「あぁ？」
『本当は食べれないって怖気づいてるから断ってんだろ？逃げも大事だもんなー！！』
「ちょ、赤風！！や、やめとけって……！！」
喧嘩腰で話す俺に切島が心配そうに止めてくるが、すでに遅し。
爆豪の顔はピキピキと強張っていき、手のひらから爆破を起こし始めた。
「逃げるだぁ…？この俺が逃げるわけねぇだろうがクソ傷痕野郎が！！！
食いに行ってやるわ！！テメェこそ逃げんじゃねぇぞ！！！」
『いぇーい！！かっちゃんノリいいー！！』
「かっちゃん言うんじゃねぇ！！！！」
無理やりだったが、爆豪を連れて行く事に成功させた俺は、クラスメイトの皆にコイツはやばい！と思われた事を知るのは少し後の話。
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菴火(プロフ) - カフェモカさん» コメントありがとうございます！そうなんです、意図的ではないのですが、いつの間にか二人を混ぜたような見た目なってしまいました...(；・∀・) (2017年9月17日 15時) (
レス) id: 4ef8debd1c (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ - 夢主君は上鳴君と切島君を混ぜたような見た目ですね (2017年9月17日 15時) (レス) id: 538187bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
菴火(プロフ) - リュウアさん» さぁ…行くでしょうか…ｗｗいつか、何かが起きてそっち系に行ったら面白いですねｗｗ (2017年4月2日 1時) (レス) id: c0edcf81e8 (このIDを非表示/違反報告)
リュウア(プロフ) - 菴火さん» クソッ…どちらもそっち系に行ってくれないのか…(二人の成長に期待します笑) (2017年4月2日 1時) (レス) id: ef6262a277 (このIDを非表示/違反報告)
菴火(プロフ) - リュウアさん» それより、上鳴君の方がそっち系疑惑が浮上してたんですけど、真面目に振ってたんで違いましたね…ｗｗ (2017年4月1日 23時) (レス) id: c0edcf81e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菴火 | 作者ホームページ：http://id37.fm-p.jp/509/raru1216/
作成日時：2017年3月9日 0時
