NO.17 抹消 ページ21
相手を選ぶと、すぐさま他のクラスメイトはモニタリング室に行き、俺達の試験内容を見る様子。
俺達二人は、テーマパークのような結構広い施設を試験が始まるまで歩き回ってた。
『大変だ、緑谷』
「ど、どうしたの！？なにかあった！？」
『………風が吹いてねぇ』
「え…あ、うん。そうだね……いたぁ！？」
俺の深刻で最悪な発言に、それがどうしたの？みたいな顔で不思議そうにしている緑谷にチョップをかました。
『俺の個性は風がねぇと無能なんだよ！！！』
「えぇ！？それってやばくない！？」
『やばいってところじゃねぇよ！！
………緑谷、一人で頑張れよ。』
「ちょっと！！そんなの無理だよ、相澤先生の個性は………！？」
『…！？』
右隣にいた緑谷の話が突然途切れ、一瞬にして視界から消えた。
マンホールにでも落ちたのかと思ったが、右隣の地面にはマンホールもないし、落とし穴らしき物もない。
なら、もう考え付くのは相澤先生のあの布に捕まってしまったのか、瞬時に辺りをキョロキョロ見ると、後ろで案の定相澤先生に捕まっている緑谷が居た。
『なに捕まってんだよ！！それぐらい、お前の個性でぶっ飛ばせ！！』
「む、無理だよ！！相澤先生の個性は、
一時的に相手の個性を抹消……僕の個性は今抹消されてるんだ！！」
『はぁ！？最強かよ！！』
「赤風……これはお前の試験だ、緑谷ばっかに頼ってんじゃねぇ」
正直言うと、緑谷に頼ってしまえば試験にクリア出来ると思っていた。
だが、相澤先生は俺の考えを全て見通し、緑谷を真っ先に拘束しやがった。
最悪だよ。
今は風が吹いてないから、必然的にワン・フォー・オールを使わねぇと何にも出来ない。
戦闘にあんな個性使ってみろよ、すぐ怪我するし嫌なんだよな…。
『そもそも、俺はヒーローとかになりたくねぇーんだよ』
ニタニタと笑う相澤先生を見ながら、俺は小さく呟いた。
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菴火(プロフ) - カフェモカさん» コメントありがとうございます！そうなんです、意図的ではないのですが、いつの間にか二人を混ぜたような見た目なってしまいました...(；・∀・) (2017年9月17日 15時) (
レス) id: 4ef8debd1c (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ - 夢主君は上鳴君と切島君を混ぜたような見た目ですね (2017年9月17日 15時) (レス) id: 538187bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
菴火(プロフ) - リュウアさん» さぁ…行くでしょうか…ｗｗいつか、何かが起きてそっち系に行ったら面白いですねｗｗ (2017年4月2日 1時) (レス) id: c0edcf81e8 (このIDを非表示/違反報告)
リュウア(プロフ) - 菴火さん» クソッ…どちらもそっち系に行ってくれないのか…(二人の成長に期待します笑) (2017年4月2日 1時) (レス) id: ef6262a277 (このIDを非表示/違反報告)
菴火(プロフ) - リュウアさん» それより、上鳴君の方がそっち系疑惑が浮上してたんですけど、真面目に振ってたんで違いましたね…ｗｗ (2017年4月1日 23時) (レス) id: c0edcf81e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菴火 | 作者ホームページ：http://id37.fm-p.jp/509/raru1216/
作成日時：2017年3月9日 0時
