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「これを切島さんに頼むのはもしかしたら御門違いかもしれませんわ、でも。
私、思うんですの。
切島さん、Aと付き合っているんでしょう？」
「…な訳ねえって！どうしたんだよ八百万！」
校舎裏で、暗い面持ちの八百万は
切島と目を合わさずに、返事をせずに、
一方的に話を続けた。
「爆豪さんか切島さん、どちらでも構いませんわ。
お二方共、Aを上鳴さんより大切にして差し上げられる方だもの。
彼女にこれ以上、苦しい思いをさせたくない。
私の勝手な思いですけれど、
切島さんとならきっと上手くいきますわ。」
八百万は拳を握りしめて、
やっと切島と目を合わせた。
「…上鳴もそんな悪い奴じゃねえって！な？」
「たとえどんな理由があったとしても、
私は上鳴さんのしたことは許されることだとは思いませんわ。」
切島は八百万の真剣な瞳に、少し圧倒されながら、
それでも言い返した。
「俺だって、Aのこと幸せにしてやりたいよ。
でも、奪うような真似俺にはできない、」
切島の言葉に、八百万は目を見開くと、
握っていた拳を開き、立ち竦んだ。
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「ウチはさ、あんたのしてること何となくわかってた、妬いて欲しかったんでしょ？
でもさ、そんなことしなくてもわかってたんじゃないの。」
耳郎はため息をつきながら、上鳴を見る。
「…わかってたよ、でもよ。
なんっつーかさ、不安で、妬いて貰わないと確認できなくて。
俺がエスカレートしても、あいつはそんな素振り見せないし。」
「馬鹿だねアンタ。
A、ずっと、ずっと、我慢してた。
嫌われたくない、重くなりたくないっつって。」
やせ我慢だよ、って耳郎が呟くと、
上鳴は俯いて、服の裾を強く握った。
「どこで間違ったんだろうな。」
「…間違えたから、やり直したいんでしょ」
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killt.(プロフ) - 最後まで読まさせて頂きました！更新される度に続きが気になって仕方なかったです！とても好きな内容でした！続編楽しみにしてます, (2017年6月26日 21時) (
レス) id: 1b3d7da8ef (このIDを非表示/違反報告)
弍紅弥 - みんないい子過ぎて泣きそうです(((これからも更新頑張ってください！ (2017年5月5日 19時) (レス) id: a53b64e2f9 (このIDを非表示/違反報告)
くろば(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！！ (2017年5月4日 23時) (レス) id: 1b8f0c4551 (このIDを非表示/違反報告)
キャッツ(プロフ) - 私は、明織(minn-ori)さんが書く爆豪大好きですよ？ (2017年5月1日 20時) (レス) id: 7d6a9e4c57 (このIDを非表示/違反報告)
明織 (minn-ori)(プロフ) - キャッツさん» ありがとうございます！やっぱり二次創作物なので爆豪の口調が原作と違って優しすぎますよね(汗 もっと原作通りの爆豪を書けたらいいんですけど… (2017年4月30日 23時) (レス) id: 276455e5a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほわいてぃべてぃ。(明織) | 作成日時：2017年4月23日 18時
